ネットに次の記事が載っていました。紹介します。ニコニコ

 “「ますだくん」シリーズや、「ざわざわ森のがんこちゃん」(NHKEテレ)のキャラクターデザインで知られる絵本作家の武田美穂さん。作品づくりの魅力を紹介する「武田美穂展」が、ちひろ美術館・東京で開かれています。描き続けてきた思いを聞きました。

〈「あたしきょう がっこうへいけない きがする だって あたまが いたいきがする」。そんな始まりの『となりのせきのますだくん』は1991年の出版から35周年を迎え、現在67刷。内気な主人公みほちゃんにとって、怪獣のようなますだくん。でも、実はおせっかいで優しくて―〉

 子どもたちから、「僕もいじわるされる」とか、山のように手紙がきました。出来心で主人公に自分の名前をつけたので、読者の子どもたちには、私が算数や給食が苦手だと思われたようです。アドバイスもきました。「計算はブロックを使ったらいいよ」って。本当にありがとうって思いました。

 この仕事をよく続けてこられたな、としみじみ思います。先日、美術館のイベントで子どもたちと秘密基地をつくりました。初期のころに読んでくれた子が、親になって子どもを連れて来てくれて、うれしくて。

〈一つ一つの場面を枠線でくくる漫画のコマ割りのような表現や吹き出しのセリフは、絵本の世界ではタブーでした〉

 脚本や映画監督をやっていた父(武田敦)のもとにあった映画の絵コンテがヒントでした。小さいときに、秘密の扉をこっそりあけて読んでいました。自分にとっては自然な表現でした。

 最初は編集者から冷たい視線で「これは絵本じゃない」っていわれました。でも、課題図書になったり、絵本賞をいただいたりしたことで、広く受け入れられました。

忖度なしの勝負
〈子どもたちを楽しませる「エンターテインメントに徹して描いていきたい」と。ラップ調のリズムで調理がすすむ『オムライス・ヘイ』など「たべもの絵本」シリーズ」は、温度や音、においまで感じさせます〉

 意味がないのにたわいなく笑える絵本が好きです。『オムライス・ヘイ』も、「いためるぞ、へへい」って声に出しながら描きました。半透明なところ焼けたところ、卵の焼き具合は写真じゃわからない。いやになるくらい作ってみて、友達にもたべさせました。

 子どもは一番怖い読者です。大人のように容赦も忖度(そんたく)もない。いつも勝負だと思っています。作品には、必ずテーマとは別の“しかけ”をしのばせています。わかったら「見つけた」って意気揚々と手紙をくれます。昭和の自分とは通信機器やゲームなど環境は変わっても、子どもって基本は違いません。優しくていじわるで。(後略)”ニコニコ

 「環境は変わっても、子どもって基本は違いません。優しくていじわるで」 なるほど
温かで包容力のあることばですね!飛び出すハートキューン