ネットに次の記事が載っていました。紹介します。![]()
“世界中の生きものを撮影してきたドキュメンタリー「ダーウィンが来た!」が放送開始から20周年を迎えました。自然の尊さや新たな発見を得られる番組です。チーフプロデューサーの小林夏生さんに話を聞きました。
毎回、子どもからおとなまで数百万人が視聴する人気番組です。
小林さんは「毎週放送している自然ドキュメンタリーは世界でも珍しいそうです。20年も続いているので、子どもの頃に番組を見ていて研究者になりましたとか、生きものに関わる仕事に就きましたとか。たくさんの人の<好奇心の種>になれているのかなと感じます」と話します。
撮影対象は、他のドキュメンタリー番組で考えられないほど幅広い。ライオンやゾウはもちろん、ウニ、キノコ…。アスファルトをつき破る町中の雑草の生態を追った回もありました。
「どんな生きものでも見せ方次第で深い世界が見せられます。それを20年続けられたのも、つくり手側に多様性があるからだと思います。最新機材でいい映像を撮りたい人がいれば、日常の足元にある世界をのぞいてみたいという人もいます」
今年 動物学普及で受賞
スクープ映像は一番の売り。深海に生息するダイオウイカなど160もの世界初の映像を撮影してきました。番組が訪れた地域は70に及びます。
「企画段階から世界初を狙う場合もあります。研究者とのつながりや、そこから得た情報をベースに準備は綿密に行います。撮影日数は通常海外では30日、国内では50日ほど。粘り強くあきらめずに撮ります。撮影場所の自然を壊さないことは絶対条件で、トイレの紙を持ち帰ることもあります」
信州・上高地ではニホンザルの魚食行動を世界で初めて撮影に成功。研究者と共に執筆した論文が国際的な学術誌に掲載されました。
「信州大学の先生たちと取材班が一緒に現場へ行きました。研究者はその生きものの面白さを論文で掘り下げ、私たちはそのエッセンスを映像と言葉で伝える。そんな“二人三脚”が理想かなと思います」
今年、番組は動物学の普及を顕彰する日本動物学会の「日本動物学教育賞」を受賞。東京・上野の国立科学博物館で、生きものの生存戦略について学べる特別展が開かれています。(10月12日まで)
<人間中心>だけでない新たな視点を届けたい
大学院時代は環境学を専攻していた小林さん。番組開始年からディレクターとして、エゾモモンガやオランウータン、韓国で絶滅が危惧されたカワウソなどを撮影してきました。
「ペルーで小さなカエルを撮った時、オスが私たちをすごく威嚇してきたんです。そこに縄張りを守ろうとする強い『意志』のようなものを感じました。どんな生きものも一生懸命に生きている様子を見ると命へのリスペクトが湧いてきます」
人間は自然にどう関わるべきか。“複眼”で見つめ直せるのも、この番組ならではの魅力です。
「例えば鳥インフルエンザやクマが人里に出る問題も、生きもの側から見たらこうだよ、と。<人間中心>だけでない新たな視点を届けられます。今動いている社会とちゃんとつながりながら、生きものの面白さを忘れずに伝えていきたい」”![]()
「 <人間中心>だけでない新たな視点」 大事にしたい視点ですね!![]()
![]()
4
※「ダーウィンが来た!」NHK総合、毎週日曜よる7時半