ネットに次の記事が載っていました。紹介します。ニコニコ
 
  “「おいで、ご飯だよ」。7月上旬、北海道札幌市の一軒家に夕ご飯を待ちわびた子どもたちが集まった。親子ら20人で一緒に食卓を囲む。食卓の周りを元気いっぱい走り回る子や、泣いている赤ちゃんの面倒を、他の家族や年上の子どもたちが一緒に見ていた。
☆自宅のように
 発達障害や知的障害のある子どもを支援する社会福祉法人「麦の子会」(札幌市)が、独自に手がける事業「メルシー」での一こまだ。放課後から夜にかけ、子どもたちが夕食やお風呂を済ませ、自宅のようにリラックスして過ごす。
 当初は保護者のメンタル不調などで、自宅で過ごせない子どもの居場所づくりを目的に始めたが、生活困窮世帯やワンオペ育児に悩む保護者の求めで昨年4月、親子での受け入れを始めた。
 「ここに来れば誰かに頼れて、私たちの居場所がある」。メルシーを利用する市内のAさんは笑顔を見せる。菊池さんは、知的障害がある子を含む3姉弟の育児を巡って夫と意見が対立し、昨年から離婚を視野に別居。日中は看護師として働いており、帰宅後は育児に追われて家事はできず、早朝に山積みの食器や洗濯物を片付ける日々だった。
 特につらかったのは夜中。末っ子の長男Bちゃんは、ストレスから就寝中に突然泣きわめいて起きる夜驚(やきょう)症になった。寝かしつけによる睡眠不足も重なり「倒れそうだった」と振り返る。
 昨年からメルシーを利用するように。職員や親同士が子どもを見守り、1人で抱え込んできた育児の負担が軽くなった。生活リズムが整い、Aちゃんの夜驚症も出なくなった。「子どもと遊ぶ時間も増え、私も元気になった」と話す。
 麦の子会の特徴は、子どもだけでなく親やきょうだいもまるごと支援する「家族支援」。夜間の親子支援のほか、保護者を対象にしたカウンセリングやトラウマケアなど、八つの家族支援事業を行っている。
☆制度化後押し
 発達の遅れや障害がある子ども向けの通所施設が、利用者家族への相談サポートを行った場合に報酬が出る「家族支援加算」は、2024年度に始まった。札幌やその近郊の事業所でつくる「児童発達支援連絡協議会」副会長のNさんは「各家庭に応じたきめ細かな支援計画を立てると採算がとれず、人材不足も加わり、家族支援に手が回る事業所は少ない」と指摘。「麦の子会はいち早く家族支援の必要性に気付き、行政の制度化を後押ししてきた。全国的にも先駆的な存在だ」と評価する。
 当事者の悩みに寄り添い、行政に先んじて前例にとらわれない支援事業を展開してきた麦の子会。今年、法人化から30周年の節目を迎えた。原動力は、会を創設した理事長Kさんの変わらぬ思いにある。「発達に不安を抱えた子どもたち、一人一人にあった支援ができる場をつくりたい」。その歩みは、Tさんら4人の大学生の挑戦から始まった。”ニコニコ
 
 これまでの当事者の悩みに寄り添ってきた努力を賞賛すると共に、これからの更なる活躍を期待します。飛び出すハートキューン