ネットに次の記事が載っていました。紹介します。![]()
- “土鍋から立ち上る湯気が、甘く香る。網走市の居酒屋「旬なごちそう 菜(な)ご海(み)」。2023年の開店以来、陸稲の第一人者とされる同市の農家Fさんから「ななつぼし」を仕入れている。I代表は「甘みもあり、水分量も年々増えている。品質はとても高い」。
■発芽率が課題
生産コストが低く、味も良い陸稲米には大きな可能性があるが、Fさんの心には葛藤もある。
日本では長年、主食のコメを水田で育ててきた。このために用排水路を造成し、機械を導入するための区画整理を進めてきた。一方で、国は需給バランスを保つため、1970年代から減反政策を実施してきた。
農に携わる者として、コメ農家の厳しさを知るだけに、さんには「水稲農家との競合は避けたい」との思いがある。
陸稲の生産量は水稲(主食用)全体のわずか0.01%で、北海道農産振興課は「需給バランスに大きな影響はない」とする。
ただ道立総合研究機構中央農試(空知管内長沼町)のMさんによると、水田や畑に種を直接まく「直播(ちょくは)」栽培は発芽率が低い。田植えで使う種は10アールあたり3キロだが、水稲の直播栽培ではこの3倍が平均的。陸稲は十分なデータがないものの、発芽率は低いとみられる。
また種もみの生産は陸稲で使われる量を想定していない。このため、陸稲の作付面積が拡大しても「現場は人手不足で、簡単に増やせる状況ではない」(宗形さん)。
Fさんは少ない種もみで収量を保つため、今年、畑にまく種を10アール当たり7キロから5キロに減らした。
■酒造に可能性
水稲と共存しながら、陸稲米を生かすには―。一つの「答え」になり得るのが、希少性を生かした酒米のブランド化だ。
上川大雪酒造(上川管内上川町)の総杜氏(とうじ)Kさんは「品質だけでなく、酒造りの背景やストーリーは商品価値を高める」と期待。同社は今夏、網走市に「最北の酒蔵」をオープン予定で、川端さんは陸稲を使った地酒づくりは「意義がある」と語る。
オホーツク海を望む藻琴山の中腹から湧き出る水はくせがなく、網走刑務所の受刑者が作る木おけは、すでに酒の醸造に使われている。「網走米」が加われば、ストーリー性は十分にある。
すでに北海道米は全国で高く評価されている。さらに品質の良い陸稲を生産できれば「網走ならではの酒造りができる。コメ作りは網走の文化になるかもしれない」(Kさん)。およそ1世紀の時をへて、再び芽吹く網走米。その一粒一粒に、次の100年を切り開く力が秘められている。”![]()
「コメ作りは文化。その一粒一粒に、次の100年を切り開く力が秘められている」
私たちは毎日、なにげなく食事(ごはん)をしていますが、そこにはこのような努力と工夫があり感銘を受けました!「 100年を切り開く力」に期待しましょう!![]()
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