ネットに囲碁棋士Kさんのコラムが載っていました。紹介します。![]()
“私が10歳で1型糖尿病を発症したとき、たくさんの人たちに自分と向き合ってもらいました。
家族、医療従事者の方、学校の先生や同級生、囲碁の先生やライバルたち。
そのときかけてもらったたくさんの言葉を、全部覚えているわけではありません。ただ、どんなふうに自分に向き合ってくれたかは、よく覚えています。家族は、病気によって変わった日々を一生懸命支えてくれました。私にとって大きかったのは、変わってしまった部分を受け入れてもらえたことです。一方で、家の外で出会う人たちには、特別に励まされたことよりも、いつも通り接してもらえたことの方を強く覚えています。
病院の先生は、注射さえ打てば囲碁はできると言ってくれました。治療の説明だけでなく、私がいちばん不安に思っていたことに、大丈夫と答えてくれたのだと思います。
囲碁の先生は入院中にお見舞いに来てくださって、私の記憶に残っているのは、病室でいつも通り対局してくれたことです。
学校の友達との思い出も、病気になる前も後も、いちばんに浮かぶのは一緒に遊んだことです。
変わった部分を受け入れてもらえたこと。変わらず接してもらえたこと。その両方に私は支えられてきました。
病気そのものをなくすことはできなくても、病気になった人がどう感じるかは、周りの向き合い方によって変わるのかもしれません。10歳の私が救われたのは、心配しすぎず、突き放しすぎず、その人自身をそのまま見てくれる自然なまなざしだったのだと思います。”![]()
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病気や障害への対応は「心配しすぎず突き放しすぎず」が大事なのですね。![]()