日本テレビ系の人気演芸番組「笑点」が、5月で60周年を迎えました。「落語家の大喜利」という一見シンプルな番組に秘められた魅力は、「還暦」を迎えてもなお視聴者の心を温め、頬をゆるませてくれます。5月31日には1時間半の生放送も予定されています。![]()
気の利いたことに対して「座布団1枚!」と言うのは、現代では日常に浸透した慣用句になっていますが、発祥はもちろんこの番組です。全ての始まりは、当時毒舌が“ウリ”だった人気落語家の立川談志が日本テレビに新しい形の演芸番組を企画・立案したことから。前身番組を経て、1966年5月15日、初めて「笑点」が放送されました。![]()
以来、半世紀以上、基本的な構成は変わっていません。「お題に対して良い答えを言えば座布団がもらえ、悪いと取られる」というルールで、日曜の夕方を代表する人気番組に成長しました。現在でもほぼ毎週、「視聴率トップ20」にランクインしており、長寿であるとともに高視聴率番組でもあります。![]()
60周年を記念した記者会見で、司会の春風亭昇太は長続きの秘訣を「進化しなかったこと」「どんな状況にも動じず、変えない。そのままやっていたら、ガラパゴス諸島みたいに不思議な生き物が生き残って、それがよかったんじゃないか」と話しました。![]()
1983年、4代目の司会者を五代目三遊亭円楽が務めるようになってからは、メンバーはより「ファミリー化」しました。桂歌丸と六代目三遊亭円楽のようなコミカルな敵対関係も次々と生まれ、“団体芸”にも磨きをかけてきました。![]()
1984年から「座布団と幸せ」を運んできた山田隆夫は、1970年から始まった「ちびっこ大喜利」にも出演しており「小さい頃からかわいがってもらって、ぬるま湯に入ってるような状態。熱くもなく寒くもなく、ずーっとぬるま湯。居心地の良い場所です」と話しています。![]()
メンバーの個性は様々ですが、「落語のエッセンスをテレビを通じて見てもらい、落語という芸能をちょっとでも知ってもらえたら」と春風亭昇太は話しています。![]()
*現在の笑点メンバー;春風亭昇太、三遊亭小遊三、山田隆夫、春風亭一之輔、林家たい 平、立川晴の輔、桂宮治、三遊亭好楽
