脳卒中の後遺症のため右手が不自由で「左手のフルート奏者」として活動する札幌市の建築家畠中秀幸さんのドキュメンタリー映画の上映が4月4日、札幌市中央区の映画館「シアターキノ」(南3西6)で始まりました。初日は舞台あいさつに畠中さんらが登壇しました。![]()
北海道放送(HBC)制作ドキュメンタリー映画「矛盾に抱かれて」で、2025年4~12月に畠中さんに密着取材した作品です。![]()
畠中さんは空知管内長沼町の農園の一角に、倉庫を改修した農作物の販売所兼音楽ホールをつくったほか、戦禍の傷痕が残る沖縄や広島での慰霊演奏を行いました。![]()
映画では畠中さんが学校を訪れて体験談などを語る「命を守る授業」で、障害について小学生に率直な思いを打ち明ける場面も。右半身と左半身で感覚の異なる体と向き合いながら建築や音楽、農業などをつなぐ活動を続ける姿を追っています。![]()
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上映後、畠中さんは「皆さんにどう感じていただいたかが重要」とあいさつ。密着取材に当たり、畠中さんと何度も対話を重ねたという時崎愛悠監督は「畠中さんの思いを伝えたくて、あえてノーナレーションにした」と明かしました。![]()
会場には約80人ほどが詰めかけ、畠中さんが生演奏をすると、涙を流す人の姿も見られました。![]()