ネットに次の記事が載っていました。紹介します。![]()
“漫画家の水木しげるさんは、ある後輩と自分を引き比べてよくぼやいていた。自分はあくせく新作を描かないとやっていけない。だけど怠け者の彼は一向に仕事をしないのに、過去の同じ作品が何度も使われお金が入ってくる。けしからんですよ―
後輩とは、訃報が伝わったつげ義春さんである。水木さんの気持ちは分からないでもない。最後に新作を発表したのは1987年のことだ。それからざっと40年間、漫画家としては休眠状態であった。
雑誌「ガロ」に載った代表作「ねじ式」(68年)は衝撃的というほかない。クラゲに刺された腕を治療してもらうため少年がさまよう…。見た夢を描いたという不条理な物語。初期の作品群は漫画表現の可能性を広げ、ほかのジャンルにも影響を与えた。
読めるのは古い作品だけでも、時代を超えてファンを獲得し、近年は海外でも高い評価を受ける。だが本人は芸術家扱いされるのを好まなかった。
「無能の人」「リアリズムの宿」といった中期以降の作品に本領があるかもしれない。世のすみっこで質素に生きる者。辺鄙(へんぴ)な土地に息づく習俗。長く持ち続けた隠遁(いんとん)願望や反俗精神がにじみ、一読すると忘れがたい
後半生は散歩と読書と思索を愛し、市井の生活者として過ごす。漫画だけでなく、88年の生涯そのものがひとつの作品であった。”![]()
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「つげ義春さんは、時代を超えてファンを獲得しました!」![]()