ネットに次のコラムが載っていました。紹介します。![]()
“観察用に水に挿しておいた枝の芽が開いた。外にある木々よりも、ひと足先に芽吹いてくる葉や花は、室内でも美しい。毎日の小さな変化を身近で見ていると、枝の葉や花のひとつひとつにも個性が見えてきた気がして、愛着が湧く。
そもそも、葉や花のつき方やかたちは、種によって決まっている。生き物は、刺激に反応し、環境に慣れて順化し、長い時間の中で生存に最適な適応をして、世代を重ねる中で進化する。私たちが見る葉や花は「種」が長い時間をかけて獲得した、適応や進化の結果としてのかたちを持つ。
一方、個性に見えているものは「種」ではなく「個」が、もっと短い時間の中で、刺激や環境に反応・順化した結果のかたちだろう。それは、進化や適応に比べて、はるかに小さな変化だが、だからこそ見つけた時に特別に感じるのかもしれない。
しかし、私は個の前に種としてのかたちに美しさを感じている。とてつもなく長い時間をかけて備えられた生き物のかたちには、美しさが宿っていると考えるからだ。
個の持つ個性や「らしさ」にはひかれる。自分の内面と外観にかかわらず、個性や「らしさ」があったら良いと思って、自分でも探してしまう。(後略)”(樹木医)![]()
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「ヒトとして『種』としての自分が、尊く美しいということを忘れないようにしたい」![]()
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