詩人茨木のり子さんが亡くなってから20年。色あせぬ詩は、今も心を打ちます。![]()
「わたしが一番きれいだったとき」「自分の感受性くらい」「倚(よ)りかからず」などの代表的な詩は教科書にも多く採用され、詩の言葉は人々の心を打ち、読み継がれ、色あせることがありません。![]()
甥の宮崎治さんは、芝木さんのことを「キリッとした、強い人というイメージが強いかもしれませんが、繊細で、弱くて、ゆるいところがいっぱいありました」と言っています。![]()
詩集「自分の感受性くらい」では、自立した知性を磨き続けることの大切さをうたい、やすきに流れる心を戒めました。
また、詩集「倚りかからず」では、一切の権威や主義主張によらずに単独者として自立する決意を示しました。![]()
岩波書店から昨年9月に出た「茨木のり子全詩集 新版」には
“詩人が一番きれいだったとき<街々はがらがら崩れていって/とんでもないところから/青空なんかが見えたりした><だれもやさしい贈物を捧(ささ)げてはくれなかった/男たちは挙手の礼しか知らなくて/きれいな眼差(まなざし)だけを残し皆発(た)っていった>”と載っています。![]()
歌手の沢知恵さん「メッセージ性の強い詩がある一方で『歳月』にあるようなピュアな、本当に一人の人を愛する思いをうたった詩もある。ユーモアもある。人の弱さや悲しみを包み込むような人」と言ってます。![]()
最後に「知らないことが」の最終連を・・
“精密な受信器はふえてゆくばかりなのに
世界のできごとは一日でわかるのに
〝知らないことが多すぎる〟と
あなたにだけは告げてみたい。”![]()
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![茨木のり子全詩集 新版 [単行本]](https://image.yodobashi.com/product/100/000/009/004/157/577/100000009004157577_10204_002.jpg)