🧠🧠🧠



いや、驚きました…



アクセス数36達成!



いままで多くても14だったので、倍以上!!!


sns等で宣伝も行ってない、まだ投稿数が10前後の若造にとっては大きな一歩なのではないのでしょうか…!

そして、そんな私の記事に出会っていただき、
恐縮ながらいいねを押していただくことも…えーん

いやぁ…なんと言ったらいいのかわかりませんが
感謝の言葉でいっぱいです…感謝しても仕切れないです…ありがとうございますおねがいおねがいおねがい

以前投稿した「人を動かす」の要約解説の記事でも紹介した私の座右の銘…

足るを知るものは富む

この小さな幸せを噛み締め、これからも頑張っていこうと思います筋肉


今回は、人間を人間たらしめる脳領域、前頭葉について詳しく解説していきます!

人と動物の前頭葉では何が違うのでしょうか…?

それでは、本題です下矢印

⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔

前頭葉内の領域名

まず、前頭葉の中にあるさまざまな領域名をいくつか抜粋して紹介します。

前頭連合野(運動野より前)
運動野(一次運動野、補足運動野、運動前野)
ブロードマンの46野(ワーキングメモリ)
眼窩前頭皮質(報酬系、意思決定など)
ブローカ中枢(発声・発話)





前頭葉(皮質)の大きさ

まず、全脳の皮質(以下、大脳皮質とする)の大きさを把握しましょう。

脳を覆っている皮の事を皮質といいます。この皮質の厚さは約2mmほどしかなく、みかんの皮より薄くなっています🍊

また、全脳における皮質は新聞紙ほどの大きさになります。

この大きい皮質をしわくちゃに折りたたんで、私たちの頭蓋骨に収まっているのが大脳皮質ですが、

2mmほどの薄さで新聞紙ほどの大きさの皮質の中に神経細胞は何個入ってると思いますか?


100個?1000個?いいえ、そんな甘い数字ではありません



10万個?5000万個?いえいえ、まだまだそんなものではありません




え、、もしかして1億個…???











正解は180億個です。







…!?そんなに多いの!?!?

実はこれで驚くのはまだ早く、脳全体と脳幹という領域も含めると約1000億個もの神経細胞があります。

この1000億個の神経細胞たちが連絡を取り合う事で、私たちはとてつもない多岐にわたる活動を行なっているのですビックリマーク




さて、人間に最も近いと言われるチンパンジーですら80億個なのでこれだけで人間と動物を区別できるのですが少し話を戻します。

人間の前頭葉の皮質は、大脳皮質に対してどれくらいの大きさなのでしょうか?割合を見ていきますがこの数字が、脳科学において人間と動物をはっきりと区別できる数字と言えます。



人の前頭葉の皮質は大脳皮質の約30%を占めます
この割合はほかの動物と比較すると歴然です

ネコ🐈…3%
犬🐕…7%
さる🐒…10%
チンパンジーバナナ…17%

前述のチンパンジーでさえ、17%なのです!
これを見ると、まだ当分、映画『猿の惑星』のような世界になってしまう心配はありませんねうーん

それでは、大脳皮質の3割を占めている前頭葉ではどのような事が行われているのでしょうか?見ていきましょう

前頭葉の働き

ここでは、運動野の機能については割愛します。
また、特に青文字になってる上から4つの働きは人間にしかない働きだと言われています。


実行機能(長期計画、思考、行動、結果の評価と改善など。また、自分の行動に対する周囲の反応の予測など)
展望的記憶(将来の目標などの未来の記憶)
動因(注意や集中の長期にわたる維持)
系列化(物語を時系列で理解したりすること)
・他領域の情報の統合、新しい知識の創造、その知識を価値判断、外界へ適切な判断を行う
・思考、創造、想像、感情、共感
・発話
・自意識、人格の形成
・情動反応の調節






ざっと挙げただけでこれだけあるのです!もちろん他にも多岐にわたる働きがあります。



これほどまでの機能を司る領域は前頭葉だけなので、大脳皮質の多くを前頭葉が占めている人間が動物の中でどれだけ「異質」なのかがわかっていただけると思いますうーんうーんうーん



さて、最後に
上記を踏まえた1つの問題について考えていきましょう…






私たちの脳は優秀なのでしょうか?




ここからすこし哲学的な話になってきます。



私たちのこの脳は果たして優秀なのでしょうか?




結論から言います。
少なくとも人間の人間たらしめる前頭葉の働きを見れば相当優秀な脳です。



この前頭葉の働きによって私たちは様々な人間関係の中で文明を築き、文化を継承することで、とてつもなく高度な社会を形成して、発展繁栄してきましたスマホPCスーツ学校FAX



このような高度な社会形成は他の動物に見られません。そういう意味で人間の脳はかなり優秀であると言えるでしょう。お見事です…私たちニヤリ






…しかし、前頭葉以外はどうでしょうか?



例えば側頭葉や頭頂葉の嗅覚野。
人間の嗅覚皮質は全脳に対してわずか1%程しかありません。
鼻がいいとよく知られている犬は12.5%もあります。

さらに人の脳に600万個しかない嗅覚受容体は、犬の脳には3億個あります犬
 

犬の鋭い嗅覚の精度や感度の前には、私たちの貧弱な嗅覚はひれ伏すしかありませんアセアセアセアセアセアセ


さらに私たちは、ニシキヘビやマムシのように赤外線を検知する脳を持っていませんし、鷲のように1000mも先の兎を見つけられるような脳を持ち合わせていませんネザーランド・ドワーフ



結局、人の脳を論じる時は、人間が生きている世界の範囲でしか語ることができません。

私たちが生きる世界では、電柱が何本かあっても同一のものとしか認識できませんが、
犬が生きる世界では1つ1つが異なる嗅覚情報を与えてくれる豊かな存在なのです。

人には人にしかない特別な能力を備えていて
犬には犬にしかない特別な能力が備わっています。

そう考えると、脳の優秀さなんて存在せず、多様的であって、だからこそそれぞれの個体が同じ空間に共存できているのではないのでしょうかうーん



みんなちがって、みんないいなのです。



…すごいいい形で終われた気がする(笑)

⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔

いかがですか?

いままで私は脳科学についての様々な文献をあさり、「人間の脳」について多くの事を学んできました。

「人の脳は何が特別なのか」という問いについては、進化しすぎた前頭葉という答えで、まず間違いではないでしょううーん

ただ、優秀なのかそうじゃないのか、それがいいのか悪いのか、それで幸せなのか不幸なのかという問いに発展させると途端に難しくなってしまいます汗もはや脳科学ではなく哲学の問いになってきますね

皆さんはどうでしょう?
人間(の脳)でよかったと思うのでしょうか。はたまた、他の動物として生きたかったと思うのでしょうか?



…そんなこと言われてもわかりませんよねほっこり汗

私はとりあえず、人間としてこの世に生まれてきたので
人間にしか備わってない能力を誇りに思い、それらの能力を使って幸せになる方法を模索しながら生きていこうと思います筋肉


さて、次回から仕事を哲学していこうと思います。


それでは皆さん、今日一日おつかれさまでした生ビールキラキラ