子どもとのことを時々ブログに書いていて、
いいお母さんだとか、
素敵なお母さんだとか言っていただくこともあるけれど、
わたしは正直、
小さい子なんか、
好きじゃない。
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小さい子どもとしゃべるのは苦手だし、
小さい子どもの世話も、全く得意じゃない。
看護師をしている時も、
産科や小児科だけは絶対に無理だと言っていたし、
子どもの世話をするくらいなら、絶対にじじばばの世話をしてるほうが楽だった。
だけど、
子どもを、
生んだんだよね。
２５００gに満たない、ちいさな細い子だった
それは、
わたしが、
妊娠出産というものを、
体験してみたかったからという
自分の身体の中に、
生命を宿して
それを育てて（勝手に育った
生み出す
ということを体験してみたかったという、
自分勝手な理由だったの、かもしれない。
大学生の頃、英語の授業でそんなやり取りになって、
Why?って聞かれたから、
女の身体に生まれたから、
そのfunctionを使ってみたいと話したら、
教授に盛大に笑われたことを覚えてる。
その理由が面白かったのか、
function の使い方がおかしかったのかは知らないけど、
教授は笑ってたなあ。
もともと、
いい親になんてなるつもりもなかったし
いい母になんてなるつもりもなかったのに、
世間や
常識での
親たるもの
母たるもの
これに引っ張られて、
子どもにはちゃんと愛情を注がないといけない
子どもとはできるだけたくさん一緒にいないといけない
子どもとはスキンシップをとらないといけない
そんなべきに縛られて
苦しくなった。
理想通りにできない私を責めた。
でもこの、世間や常識から持ってきたようなこれらは、
ただ単に
わたしが、親にして欲しかったことだった。
だから、
これを、
このべきを、
捨てた。
今までのべきを捨てることは
怖くて怖くて仕方なかったし、
悲しくて痛かったけど、
だって、
自分がやりたいことじゃないって気づいてしまったから。
そして極力、
自分がしたい内容の子育てだけをするようにした。
そしたら、
子育てが天国になった。
してもいい。
しなくてもいい。
いまの私は、
子どもが生まれてくれたことだけに、
感謝するだけ。
この人生で、
わたしの機能を使ってみることができた。
しかも２回も。
だから、
いま生きていてくれることも、
いま側にいることも、
いま笑ってくれることも、
全部おまけでしかない、
と思うようになった。
生まれてくれた。
それで、
充分。
もう私は、充分のしあわせをもらったんだと思う。
だからあなたもね、
生まれただけで、
お母さんをすでに幸せにしてるかもしれないよ。
誰かの役に立つとか、
誰かを幸せにするとか、
大袈裟なものじゃなくていいんだな、と思う。
わたしは、
子ども達が、
存在してくれただけで充分だもん。
たまに鬱陶しいしめんどくさいけど、
彼女たちが役に立たなくても、
彼女たちが私の思った通りにしなくても、
存在してるだけでいい。
私を嫌おうが、
私を恨もうが、
どうでもいい。
そうそう。
わたしね、
ちゃんと子育てをしないとってがんばっていた時、
子どもに恨まれることが怖かった。
ただそれは、
結局私自身が、
実は親を恨んでいるってことを、
知りたくなかっただけだった。
だからね、
一回、親をしっかり恨みきってみたよ。
見せかけの感謝
見せかけの仲良しをやめて、
ちゃんと親を嫌ってみたら、
子どもに恨まれることも平気になったよ。
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