※7の付く日にこの小説を掲載しています。(昨日はうっかり別の記事を書いたので1日遅れとなりました)
薄いブラウスを通して李華連の肩の温もりが伝わってきた。
私の手の温もりも李華連の肩に伝わっていった。
その部分だけが他より一段と温かさを増していた。
前編
四・恋(その4)
肩に伝わる手の温もりを確認したように、李華連が私の方を向いたまま、自分の座った場所から隣の座席へ、そのままずれるように静かに移った。
それに連れられ、李華連の肩に手をかけたまま、私は彼女を見つめながらゆっくりと空いた場所に座った。
最初に会った時のように視線の高さが同じになり、私が肩にかけた手を小さく手前に引くと、李華連の顔が自然にスローモーションのように近づいてきた。
私の目の前に潤んだ瞳があり、甘い香りのする唇があった。
私が視線をその唇に移すと、李華連は目をゆっくりと閉じていった。
私は甘い香りのする唇に微かに触れるようにそっと唇を重ねた。
柔らかでしっとりとした感触が伝わってきて私の中枢神経を刺激し、麻痺させ支配するように広がっていくのを感じると同時に、微かに触れていた唇を強く押しあてていったのだった。
「ほら、海がとっても綺麗でしょう。こっちの席だとこんなに良く見えるのよ。良かったでしょう。本当に綺麗な海だわ。」
李華連は本当に嬉しそうであった。子供のようにはしゃいでいた。
「本当だね。よく見えるし、やっぱり海はいいなあ。何だか潮の香りがするようだね。」
私も連れられ、子供のように喜んでいた。
私が窓を覗き込むようにして外を見ると、李華連の顔がすぐ近くにあった。
私が少しだけ前に屈む姿勢になり、手で体を支えようとしたところに李華連の手があった。
彼女は私を見ると、手の平で私の手を受け止めるように握り、また嬉しそうにしていた。
そして、今度はいつもの仕草のように見つめ合い、どちらからとも無くゆっくりと極めて自然に唇を重ねていったのであった。
◆7月おすすめ商品
-----大糖領の桃-----
糖度の最高値といわれる13.5度以上を厳選!
だからブランド名を「大糖領」としました!!
7月上旬より順次発送です【桃】【もも】【山梨の桃】【大糖領白鳳】【お中元】【送料無料】【桃... |