経理研修・新人の研修盛りだくさん・経理に向いている人の発掘
この日は 新人研修です。今年の新入社員11人と群馬県高崎事務所の新人・富宇賀美凪が研修を受けました。講師は私です。
① 仕分け(振替伝票)造りから始めます。複式簿記です。経済活動で「a見えるもの」と「b見えないもの(信用)」に分けました。「a見えるもの」については、入ってきたものは、左(借り方)に、出て行ったものは、右(貸方)に書くよう教えました。「現金」が入ってきたら、左(借り方)です。現金が出て行ったら、右(貸方)です。
買った品物が入ってきたら、同じく「左(借り方)」に書きます。品物が売れて出て行ったら「右(貸方)」に書きます。
作った問題に従って、新人たちは「仕分け伝票(振替伝票)」を作りました。右と左は 同じ金額にならなくてはいけません。
② たくさん作った「仕分け伝票」 にある「同じ勘定科目」を集めます。「現金」なら「現金」を集めて、1枚の紙の上に転記します。「仕分け伝票」上の「現金」が、左(借り方)なら「左」、右(貸方)なら右に、1枚の紙の上に転記します。こうして集計したものが、「総勘定元帳」の「現金の部」になります。これは「現金出納帳」ですね。「家計簿」と同じ形です。同様に全ての勘定科目ごとに、1枚の紙の上に転記します。全ての勘定科目ごとに、出来上がりました。これらを閉じたものが「総勘定元帳」です。
銀行ごとの普通預金通帳と「総勘定元帳の銀行残高」が一致すれば、この「総勘定元帳」は正しいと言えるでしょう。
「総勘定元帳の勘定科目ごとの残高」を 一枚の紙の上に転記します。一覧になりました。これが「試算表」です。月ごとに出したり、半期ごとに出したりします。
1年に1回出したものから「決算書」を作ります。 「試算表」上の「売り上げ」と「経費」を 別の紙の上に書きだします。 差額を出します。 利益があれば プラス表示、赤字であれば マイナス表示です。 これが「損益計算書(ロス&プロフィット」です。 「損益計算書」を取り出した元の分は、利益か損失を書き足して「貸借対照表」になります。
決算の時は、「車」「建物」「機械」などなどの「減価償却費」を出して、「仕分け伝票」を作り、同じように、「試算表」に記入します。 その他、「信用」の発生・消滅の整理をします。 貸した金が回収出来るのか出来ないのか、出来ないのであれば「雑損失」で「仕分け伝票」を作ります。 その他、「信用の発生・消滅」の確定をして、「仕分け伝票」を作ります。
それらを総計して、その年度の「試算表」を作り、そこから「決算書」である「総勘定元帳」と「損益計算書」を作ります。
利益、損失が出ていますので、申告期限までに、「税務署」に税務申告し、税金を支払います。
この一連の流れの「経理事務」の研修を新人たちに行いました。 みな真剣で関心を持っています。
「数字が難しくて分からない!」と言う人は経理には向いていません。 「面白い。もっと学びたい!」 と言う人は、申し出て、「経理の仕事」もやってみては、いかがでしょうか!
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