キャッシュカードを落とした・銀行へ急げ急げ・そごうでご当地うまいもん大会
この日 私は、大事な「キャッシュカード」が財布に入っていないことに気が付きました。「あれ！どうしたのだろう？」
あちこち探しました。社員も総出で探しました。車の中、私の事務室、庵、事務所の庭。
「ありませんね！」どこに落としたのでしょうか？どこかに忘れたのでしょうか？
探しても、探してもありません。「仕方ない！」銀行に行って 再発行して貰いましょう。
そう言う訳で、私は 杉山郁美と郡山実夕を連れて、千葉駅前の「みずほ銀行」に行きました。
まず、しばらくキャッシュカードが使えないので、印鑑を押して 現金を窓口で貰うことにしました。
知らなかった。凄いですね。以前のように、印鑑を下す用紙に押さないで、パソコンのような機械を指で押していきます。
私 初めてなので、分かりません。
そうしたら、担当の案内係の女性がやって来ました。またその上司まで やって来て、懇切丁寧に機械の使い方を教えて下さります。
最後に、私が持ってきた「印鑑」を 機械が照合して、「はい！合っています！」と言われ、暫く待って、お金を下すことが出来ました。
次は なくした「キャッシュカード」の再発行の手続きです。
さっきの「女性担当者」が、どういう訳か「こちらにどうぞ！」と言って 広い応接室に３人を招きました。
普通に 窓口で、受付すれば良いのに、「みずほ銀行」の「副店長」まで 入って来ました。「何かあるのかな？」
名刺交換までして、いろいろ私のことを尋ねます。どうも「いくらお金を持っていますか？」とか「そのお金を みずほ銀行の利殖方法で、投資しませんか？」と言う気配がしました。
「西村さんの事務所まで 近々 伺います」とか言っています。銀行も商売、儲かる仕事を致します。
いろいろ勧めます。あちこちに 私の印鑑を押して、キャッシュカード再発行と銀行の営業を結びつけています。
私は いつも持っているカメラで、銀行の二人を撮影しました。
もし、「何をする！」などと喚いたら、「失礼します！」と言って、そのまま帰ろうと思いました。
「あれ！」、何も言いませんね。
こうなったら、この副支店長は うちの事務所にやって来ますね。私は 何か「高額な契約」をしなくてはいけなくなるでしょうか？
私は ある色子さんが 超高額な物を買おうとしている時、思い切り フラッシュをたいて、担当店員を堂々と撮影します。
「やめて下さい」と喚いたら、「あッ！そう！」と言って、
「帰ろう！帰ろう！」と言って 帰るのです。
大抵は 店員さんは、私に撮影を許します。その代わり 高額なものを買う羽目になります。
時には、「撮影はやめて下さい！」と喚く店員もいます。その時は 何も買わないで 店を出ます。店員は「良かった！撮影されなかった！」と喜んでいます。
しかし 売り損ねました。どちらが賢明なのでしょうか。「撮影禁止で売れなくて 倒産するのと、撮影を許可して 利益を上げる」のと。
この「みずほ銀行」の副支店長は きっと 高額な商品をもって私の事務所を訪れると思います。「困ったな」
さて、みずほ銀行がある 大きいビルには「千葉そごう」があります。
ここで「ご当地うまいもん大会」が開かれていました。
同行の杉山郁美と郡山実夕は、こちらがお目当てです。
女性は、「うまいもん」が大好きです。
しかも 良く知っています。
「あれ、美味しい！」「これ、美味しい！」と 過去に食べたことがあるようです。
私など 何も知りません。
「ご当地うまいもん大会」を一通り歩いて、全部見て、最後 欲しいものを買います。
「いいよ！いいよ！今日のお駄賃だよ！」
美味しそうな甘いお饅頭を買って
二人は ニコニコ顔でした。私は あまり 食べないので 過去に買ったお菓子や饅頭が、私の部屋に山積みになっています。
先日は 買って食べなかった「アンコと草餅」をカバンの中に入れておいたものだから、カバンの中が アンコだらけになりました。
私は そのアンコをはがして 全部食べたいと思っていましたが、知らない間に 女子社員が、「アンコと草餅」を全部 カバンから出して、カバンを綺麗に掃除してくれました。
これは 美談でしょうか。勿体ない話でしょうか。
帰って 庵の自室の椅子に座って 下を見たら、「あれ！」、紛失した「キャッシュカード」が落ちていました。「バカみたいでした！」
私は、凄く「おっちょこちょい」なのです。
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