大相撲平成29年5月場所も、昨日を持って 千秋楽を終了しました。横綱 白鵬が、15戦全勝にて、幕の内最高優勝を飾りました。
ここ千葉県習志野市にある「阿武松(おうのまつ)部屋」では 恒例の千秋楽打ち上げパーティーが取り行われました。
今場所から 幕内に上がった「阿武咲(おうのしょう)」が大活躍し、10勝5敗の好成績で敢闘賞を受賞しました。来場所は ぐんと上がって、前頭中位から上位に上がることでしょう。強いですね。「阿武咲」は 十両に上がるまでは、負け越したことがありませんでした。十両に上がって、8勝、7勝が続きましたが、ここに来て 幕内に上がり、大活躍であります。
体が小さいのに、先場所に続いて、7番目の相撲で勝ち越しました。身長は170センチ、体重は111キロしかありません。入門以来 勝ち越しが続きます。平成28年3月場所が初土俵なので、まだ 1年少しで、来場所は幕下上位に登り、十両が狙えます。面白い小兵力士が 十両に上がれば、かなりの人気が出ることでしょう。
幕下に落ちていた「阿夢羅」が、元気がありません。体を怪我しています。来場所も頑張るそうであります。
幕下が長かった「大和富士(やまとふじ)」が 今場所を限りに引退致しました。
もう少しで 十両に上がる地位まで上がり詰めたのですが、十両が見えた途端、興奮しすぎて、おしくも1点負け越しが3回続きました。「残念!」。以来、幕下上位を行ったり来たりで、年齢を考えたのでしょう。
「大和富士」は、私が「阿武松部屋」の後援会員になって、暫くしてから 入門して参りました。従って 私は「大和富士」の新弟子時代から知っております。柔道をやっていて、暫くは 柔道の技に拘っておりました。体は大きかったのですが、惜しかったであります。最初は 態度も大きかったのですが、相撲界でみっちり仕込まれ、人間的にも成長致しました。これからは、社会に出て、活躍して欲しいと願います。
私は この千秋楽の断髪式に参列し、「大和富士」の髷を切らせて戴きました。「長い間 御苦労さまでした」。多くの人々が、「大和富士」に声を掛けながら、「頑張って下さい」と申しておりました。
厳しかった相撲界で学んだことは、これからの社会でも十分生かされることと思います。「大和富士!さようなら!」
平成29年5月場所の成績を、ここに書きます。「阿武咲」以外の力士は、4勝、3勝が多いので、頑張って欲しいと思いました。
どうも、今まで、私も力士たちに、「頑張れ!頑張れ!」と檄を飛ばしてきましたが、「頑張れ!頑張れ!」だけでは、なかなか強くなりません。「マニュアル」を作って、まず 稽古した種類と量を「結果表」に記入してみたらどうでしょうか。
稽古する力士は稽古をしますが、しない消極的な力士は、土俵の外で立っているばかりです。「鉄砲」「四股」「スリ足」「立ち会いダッシュ」「ぶつかり稽古」「三番稽古」などなど、実際に、何をどれだけ稽古したかを、「稽古台帳」なるものを作って、自己管理したら如何でしょうか。
うちの事務所では、仕事の種類、達成度などなど、能力がどこまで伸びたのか、自己採点し、好成績を上げております。相撲界でも「合理的方法」で、自己管理出来る「稽古方法」を取られると良いのではないかと考えました。
阿武松部屋 平成29年5月場所成績
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