徳川家康 御成街道を行く、船橋御殿、御茶屋御殿、東金御殿、途中 長沼の大仏を拝みながら | 西村治彦の日記

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徳川家康 御成街道を行く、船橋御殿、御茶屋御殿、東金御殿、途中 長沼の大仏を拝みながら

 江戸時代 徳川家康は 東金方面での鷹狩に行くために、佐倉城主の土井勝利に命じて、御成街道を作らせました。

当時 家康の命令は 凄いもので、三日三晩で 街道は完成しました。近隣の農民を動員して、実質 24日間で「船橋から東金」まで、一直線の街道を作ったのです。凄いですね。提灯を灯しての突貫工事であったので、提灯街道とも呼ばれています。

現在の突貫工事でも 一直線の37キロの道を 24日間では完成させられないでしょう。

 途中 家康始め 大名行列の一行が宿泊する御殿も作りました。

江戸城から 舟ないし 徒歩で 船橋まで行きました。船橋

には、「船橋御殿」が作られました。

この船橋御殿は 海老川の西側の広大な土地に造られました。


 私は、その「船橋御殿跡」に行って参りました。現在は、「船橋御殿跡」は「船橋東照宮」として、神社になっておりました。「東照宮」は 家康公を祀る神社です。


 船橋も 発展した都市なので、当時の広大な「御殿」を そのまま保存は出来なかったのでしょう。現在は 小さな神社となっていました。

周囲には 家々が立ち並び 奥まった場所に、「船橋御殿跡」はありました。ここにあった「船橋御殿」で 家康公、

その後の第2代将軍徳川秀忠公、第3代将軍徳川家光公が 滞在したのです。秀忠公、家光公は 複数回 ここに滞在したそうです。

「船橋御殿」を出発した各将軍は、御成街道を 歩き続けました。歩くと言っても、立派な駕籠に乗って、或いは 乗り疲れたら、自ら歩いたことでしょう。

 途中 気にいった寺院や神社に立ち寄って、何かしらの祈願をしたことでしょう。

ここ、現千葉市稲毛区長沼町にある

「長沼の大仏」=「駒形観音」に立ち寄って、大仏を拝んだことでしょう。


大仏と言えば、現鎌ヶ谷市にある「鎌ヶ谷大仏」と、ここ「長沼の大仏」が 名が通った「大仏」であります。



 一般の旅人も道中、「長沼の大仏」に立ち寄って、道中の安全祈願をしたのです。

「長沼の大仏」は 顔も美しく、とても立派な大仏であります。

こんなところに、立派な大仏があったとは、驚きだと思います。

私は 今回 数度目かになりますが、私の自宅からも近い「長沼の大仏」=「駒形観音」に立ち寄りました。



奈良の大仏や鎌倉の大仏とは 大きさが違いますが、それでも 立派な大仏であります。しばし、「長沼の大仏」=「駒形観音」の傍で 佇んでおりました。



 「御成街道」は 真っ直ぐでしたが、JR四街道駅で その後、直線が途切れ、その先で また 一直線になります。現在でも 江戸時代を醸し出す農家の建物が 

街道筋に 構えております。

江戸時代に旅をしている感覚になります。


 将軍一行の2泊目は、「千葉市若葉区御殿町」にある「御茶屋御殿」に 宿泊しました。

広い敷地の真ん中に井戸があります。

この井戸の水を 家康公も秀忠公も家光公も、飲んだのです。

 私は 新人たちを連れて この「御茶屋御殿」に行ったことがあります。

「御茶屋御殿」の周囲には 空堀があり、その掘った土を 盛って作った土塁

に囲まれております。


 「御茶屋御殿」に 各将軍たちは1泊しただけなのか、もう少し宿泊したのかは 分かりません。周囲の寺院に立ち寄って、住職と 将軍たちが 話をしたことが 記録に残されているそうです。まあ、 急ぐ旅では なかったので、一行は もう少し 滞在したのだと思います。

 「御茶屋御殿」から また歩いて、終点は「東金御殿」です。

「東金御殿跡」は 現在、「東金高校」になっております。

「東金高校」の前は、「八鶴湖(はっかくこ)」があります。



周囲には 寺院があり、家康公は、そのうちの、「最福寺」の住職と 膝を突き合わせて 会談をした記録が残っております。

二人の会談の模様が、



寺の境内に レリーフ像となっております。

 将軍たちの東金での鷹狩は それ以外の目的もありました。周辺の外様大名を呼んで 会談を行い、将軍への忠誠が あるかどうか、確認をすることも、鷹狩の大きな目的であったのです。


 大きな会社なども、経営者ないしは役員が 各支店や工場を 視察に訪問します。

各支店や工場が、謀反を企てていないか、統制が取れているのか、経営上の安定のために 訪問します。

私も 時折 各支店を訪問しますが、支店の社員の対応で、経営の統制が取れているか否か、分かります。

謀反を企てている場合、面談者の顔が引きつり、時に痙攣をおこします。このように痙攣を起こす場合は、危険です。すぐに 責任者を変えましょう。経営の安定のためには、安定した顔つき、全体の笑顔、激しくない口調、人間的バランスが大切であると考えております。


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