東京大学・文系の場合、2次試験に地歴の内、2科目を選ぶ。

 

さて、どれにしますか?

 

一番多いのが

①世界史+地理

 

これが5割を占め、東大文系の中でも

最も効率よく受かりやすい、と考えられている。

特に「地誌」の分野で、各地方の気候的特色と出来事は重複することが多い。

 

②世界史+日本史

 

これも3割を超える人気を持つ。

「歴史大好き」ならたまらないだろうが、

暗記の負担は一番大きい。

 

公立高校出身で、カリキュラム上仕方なく選んでいる場合も多いかも。

 

③日本史+地理

 

全然関連性のなさそうな組み合わせだが、それでも2割とは意外に多い。

 

日本史には世界史のように

「第一問・600字大論述」

などという恐ろしい設問が無く、

「5行で書け」や「30字以内で説明せよ」などという比較的簡単(?)なモノばかり。

 

この組み合わせは、下手すると

「最も暗記の負担が軽い組み合わせ」

として考えられており、

「単に6割超えるだけ」であれば

一番得点率を計算できる組み合わせではないか。

 

まあ、東京大学入試問題だから、

各科目の出題傾向の違いがあるので、色々と考えることもあるわけだ。

 

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さて。

ここで各科目の基本特性、というものがある。

 

日本史・・・一直線の暗記科目

日本と言う国は、地理的に考えると

「世界一新しい国」

なんだが、世界史で考えると、歴史の曙以降、ずっと天皇の統一が続く

「世界一古い国」なんです。

考えようによっては

「政権交代が無限ループしてる歴史」と言ってもいいのかも。

 

貴族・藤原氏が実権奪取

→武家・平氏が政権奪取(平安時代)

→源氏が鎌倉幕府樹立(鎌倉時代)

→北条氏が政権奪取

→足利氏が政権奪取&室町幕府樹立(室町時代)

→何だか分からんのが群雄割拠(安土・桃山時代)

→徳川氏が政権奪取&江戸幕府樹立・・・・・

 

この繰り返しでしょ?

 

まるで

「小説を読むように一本の物語を紡ぐ科目」

なんですよ。

そういうことが得意なら、日本史が向いているかも。

 

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その点、世界史は異なっている。

 

カタカナをたくさん覚えなきゃならん・・・という意味じゃない。

 

 

 

世界史・・・たて糸と横糸で織りなす布のような科目

まずは各国の歴史を、

日本史と同じく古代から現代まで通史で理解する。

 

これが「たて糸」となるわけだ。

 

そして最後に、

「〇世紀の世界」という横糸でつなぐ、というカタチで理解する。

 

これは、私が世界史の参考書として「絶大な頂点」と崇拝している。

 

「タテから見る世界史」

「ヨコから見る世界史」(学研)の効率的勉強法だ。

 

決して「ヨコから」を先にやってはダメだよ!

歴史嫌いになってしまうよ・・・

 

 

 

 

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さて、最後の地理だけれども、

これが「教科書至上主義」的な歴史科目と違って

 

教科書が全く使えない科目なのだ。

 

 

地理・・・複合で覚える立体的な科目。

 

例えば、東南アジア・タイならば

モンスーン気候で、夏に大雨が降る。

→そのせいで水が豊富

→稲作が盛ん

→コメの大輸出国

→人口が増え、工場も進出

→各種公害に悩まされている。

・・・・・・と、芋づる式に知識が多層になっているわけだ。

 

 

 

良く言われることだが

「理系なら地理を取れ!」

と、金科玉条のごとく言われるこの言葉。

 

新聞を読んで時事問題が詳しい人や、

雑学的知識がある人にはバッチリな科目なのだ。

 

理由説明問題や、グラフの読み取り問題など理系の分析力が発揮される!

 

もう、理系なら地理一択!と言ってもいいんじゃないか?

 

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・・・というわけなんだが、どれを選択するかは

「自分が好きな科目を選べ!」に尽きる、

が大事なのはもちろんのこと、

「ただ好きだけでは、点に結び付かない」

と言う事も知るべきだろう。

 

みんなが、最高の選択をすることを祈ってるよ!