普段は11時までには塾に来るはずが・・12時になってしまった。
あわてて塾に入ろうとすると、
逆に塾入り口から開けられてしまった。
「あっ・・・お久しぶりです。」
「ああ、久しぶりだね。」
体験入塾した後で、半年たって久しぶりに見た彼・H君だ。
「どう?元気にしてた?」
「・・・・・・」
返事がない。
・・・・ということは、余程の事があっての来塾なのだろう。
しばらくすると、ようやく話せるようになった。
要約すると
・彼は高校ではなく高専(高等専門学校)に進学した。
・そこでなら「ものづくり」欲が発散されそうだった。
・だが、彼の欲のせいで猛烈ないじめが始まった。
・それを担任の先生に相談した。
・実はその先生は、そのいじめのLINE友達の中にいた!
・すべてが敵となった高専には、もう居場所など無かった。
・高校卒業をもって、3年で退学となった。
・この騒動の中で先生は退職となった。
・退学直前になって、この塾の無料体験にやって来た。
・とはいうものの、あまりの荒唐無稽なやり方に呆れて、そのまま退塾した。
・後から考えると、この塾のやり方が正しい、と思うようになった。
・そして今朝、この塾に来たら、「無人」だった。
・・・・そして私の来塾とかち合ったわけか。
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それでは私の塾のやり方をおさらいする。
英語は短文丸暗記に尽きる!
まずは一冊目「構文101」(CD付き英語構文必修101・Z会)からだ。
「これを1週間でさらっと一周して、2周目にかかる。最低5周して完成させて。」
「その回数って、決まってるんですか?」
「別に決まっていないけれど、最低5周してよく頭に入れないと、自然に口から出ないからだよ。」
一周目から頑張って、完璧に覚えようとすると、どうしても一日の進度が遅くなる。
そうなるのを見越しての5周なのだ。
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次は数学だ。
この数学の勉強法で、ここの塾を嫌ったくらいだ。
「まずは解法を暗記することだ。」
それって、数学を理解しながら解くことの真逆じゃないですか?
「それは数学リテラシー(※)の無いものの言葉だな。」
※リテラシー:情報やデータを適切に理解・分析し、自分なりに解釈して正しく活用する能力
「まずは理解して読み込み、
それが済んだら暗記にかかるのさ。」(注)
注・・・これをせずに理解した積りで解法暗記しようとする者は、必ず自爆する。
そして3時間が経った。
「ココの塾は何時間いてもいいんだからね。」
「・・・・明日やってきます!」
今度は自信に満ちた顔で頷いた。
