先日も述べたが、朝倉高校は欠員を10名出した。

 

定員に対して8人マイナスだったが、かろうじて不合格者を出したようだ。

(その不合格者は、H中学の受験生らしい。)

 

ところが、こんなものじゃないくらいに目いっぱい補欠募集している所があった。

大宰府高校・・定員240・合格者93  補充募集147

武蔵台高校・・定員400・・合格者364・・・補充募集36

ここの2校は、いずれも偏差値50~55に位置しており、ちゃんとした進学校と言える。

なのにこの低倍率と来たら・・・

大宰府高校などは

全校生徒の6割以上を補充募集する羽目になった。

 

 

その原因は分かり切っている。

近隣の私立高校が、バカみたいに募集をかけて、専願入試ですっかり生徒をかっさらってしまったからだ。

その代表たるのが福岡県南部の九州産業高校だ。

あれだけ「生徒を集めすぎるな!」と県からはっきり注意されているのに、

私立無償化で声高に生徒を募集し、

専願入試で一気に定員を満たさんとした。

 

そして、

一般入試の枠を思い切って絞り、高偏差値化。

まるで「ウチは進学校だ!」と言わんばかりである。

他の2校(筑陽学園と筑紫台高校)は、そもそも小規模校であり、そう大多数を受け入れる体制になっていない。

 

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この私立高無償化、

いまだ閣議決定されたものではない!

 

ところがまるで2026年から施行され、順次該当される、と先行して言い始めた。

まだ予算委員会が始まったばかりで、与党の不倫疑惑で時間を浪費しているうちに、

高市首相の力で、強引に解散してしまった。

結果、人気が集中。

 

そりゃ、予算も限られているし、

アイディアがあっても、教育委員会のお伺いをたてねばならない公立高校に比べて、

県からの目が届かず、県知事の許可で全ての認可が下りる私立高校は自由だ。

 

カリキュラムも柔軟に組めるし、スーパー特進クラスの編成も自由。

数学の未履修問題(※)にも知らんぷりをかませる。

 

(※)数学未履修問題;私立高校の私立文系の生徒に、理系数学Ⅲを履修させずに「履修済み」とした問題。

 

大学受験のみを考えたら、私立高校の方に軍配を上げたくなる。

 

この先を考えた時に、

「公立高校の統廃合」と、それに続く

「地域の過疎化」が懸念される。

 

そして、中学受験の檄化による

「地域と都市の格差が拡大する」

 

都会の家庭では半ば常識になっている「中学受験」

地方の中には、「何それ美味しいの?」と言わんばかりに無縁な社会だ。

 

そしてこれから懸念されるのが、エスカレーター式に大学進学できる、

もしくは、「早く勉強を終わらせられるから私立を選ぶ」層が激増することが懸念される。

 

大学に入ってからが本当の勝負なのに、

早々に勉強を諦める層が増えることは、

日本の終焉に直結する事態となることが懸念される。