今回は、塾があまり話したがらない話をします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
最近(とは言ってもここ半年くらいか。)こんな生徒が少なからず現れた。
開校した当初は、そんな奇行種のような子は
ここに生徒一人で来る。
保護者の同伴は無し
両親の許可はもらっている。
勉強は一応しているようだ。(かなりいい加減ではあるが)
そしてある日、サッといなくなる。
開校した当初は、そんな奇行種のような子の存在は気にはなっていたが
そもそも、保護者の顔も知らない。
例え「任せっきり」とはいえ、
保護者が一度も会いに来ない、というのには
「放置」というか
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
時々、こう思うんです。
「これは親が悪いのではないのだろうか?」と。
そもそも大半の家庭が、
学校とか塾よりも親と接する時間のほうが多い。
接し方とか、今まで長い間接してきて
上手く勉強することができなかったという責任は取りたくない。
自分の非は認めたくない。
親が自分の子供が勉強できない責任を取りたくないから、
自分の教育のやりかたがよくないという責任を取りたくないから、
どっかに押し込んでそこの責任にしたい。
「塾入れたらよくなるはずだ」
「金払ってるんだからよくしろ」
それは無理です。
1~2年じゃ無理ですよ。
勉強をするっていう習慣付けなんて、
その子供がどういうマインドを持っているか分からないんですね。
それが
「あの志望校に行きたい!」
とか
「何とかして数学が出来るようになりたい」
という本人が強烈なマインドを持っているならいいのだが
「親がいちいちうるさいからやって来た」
とか
「なぁんとなくやって来た。(と言ってスマホを見るかマンガを読む)」
というような
全くマインドがゼロの場合は、2年とか3年はかかるんじゃないでしょうか。
まずは、その子のマインド・セットに時間がかかりますから。