今回は、塾があまり話したがらない話をします。

 

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最近(とは言ってもここ半年くらいか。)こんな生徒が少なからず現れた。

開校した当初は、そんな奇行種のような子は

ここに生徒一人で来る。

保護者の同伴は無し

両親の許可はもらっている。

勉強は一応しているようだ。(かなりいい加減ではあるが)

 

そしてある日、サッといなくなる。

開校した当初は、そんな奇行種のような子の存在は気にはなっていたが

そもそも、保護者の顔も知らない。

例え「任せっきり」とはいえ、

保護者が一度も会いに来ない、というのには

「放置」というか

「野良犬」のような匂いすら感じます。

 

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時々、こう思うんです。

「これは親が悪いのではないのだろうか?」と。

 

そもそも大半の家庭が、

学校とか塾よりも親と接する時間のほうが多い。

 

接し方とか、今まで長い間接してきて

上手く勉強することができなかったという責任は取りたくない。

自分の非は認めたくない。

 

親が自分の子供が勉強できない責任を取りたくないから、

自分の教育のやりかたがよくないという責任を取りたくないから、

どっかに押し込んでそこの責任にしたい。

 

「塾入れたらよくなるはずだ」

「金払ってるんだからよくしろ」

それは無理です。

1~2年じゃ無理ですよ。

 

勉強をするっていう習慣付けなんて、

その子供がどういうマインドを持っているか分からないんですね。

それが

「あの志望校に行きたい!」

とか

「何とかして数学が出来るようになりたい」

という本人が強烈なマインドを持っているならいいのだが

「親がいちいちうるさいからやって来た」

とか

「なぁんとなくやって来た。(と言ってスマホを見るかマンガを読む)」

 

というような

全くマインドがゼロの場合は、2年とか3年はかかるんじゃないでしょうか。

まずは、その子のマインド・セットに時間がかかりますから。