2月13日
この日は、例年バレンタインの前日だが、生徒(高校受験生)に渡すものがある。
推薦内定状況を表したものだ。
これを見て、一般受験生は冷や水を食らったような顔をした。
詳しくは特色化選抜(どうせ大した違いはない)+推薦入学の合計人数が出ている。
はっきり言うと「無試験で合格した人数」だ。
推薦合格者は総計で
朝倉(普通)・・・・・・・144/240名
朝倉東(普通)・・・・・・・54/80名
(ビジネス)・・・・・65/80名
浮羽究真館(総合)・・・・・86/160名
朝倉光陽(普通)・・・・・・31/40名
(食農科学)・・・・38/80名
三井(普通)・・・・・・・・40/80名
(福祉)・・・・・・・・15/40名
(スポーツ)・・・・・・27/40名
浮羽工業(建築)・・・・・・31/40名
(機械・電気系)・・39/80名
これがいかに異常な数値なのか、というと
上の3つの残り、つまり一般入試枠は
朝倉(普通)・・・・96名
朝倉東(普通)・・・26名
(ビジネス)・15名
これを%表示してみると
朝倉(普通)・・・・40%
朝倉東(普通)・・・32.5%
(ビジネス)・18.75%
浮羽究真館・・・・・46.25%
朝倉光陽(普通)・・22.5%
(食農)・・52.5%
以前、
「早稲田大学・政治経済学部の一般入試枠が5割を切った」
という衝撃的な話をしたが、それ以上である。
もはや
朝倉高校と朝倉東は、推薦入試で行くのが当たり前の高校になってしまった。
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考えてみれば、昨年度からその予兆はあった。
朝倉高校の一般入試枠が定員割れを起こしてしまったからだ。
(逆に、朝倉東の枠は埋まり、見事に不合格者が出た。)
ひょっとすると、一般入試枠が狭くならざるを得ないことを
朝倉高校関係者は、ひっそりと知らせに来たのではないだろうか?
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推薦入試の良し悪しは、多くが語られてきた。
一般入試をもう一度したら、下の半数が入れ替わる、と言われている一般入試。
「一般入試は、クイズ王だけが得をする。」
とはよく言ったものだ。
確かに、普段の行いが品行方正で、数年にかけて粘り強く頑張る子を入学させるのは、いいことであるだろう。
ただ、その数が問題だ。
ほぼ全員を内定させるとは、いかがなものか。
「今年も、粒よりの生徒が集まりましたなww」
これは、元朝倉高校の関係者が言い放った言葉だ。
あのねぇ。
だったら、推薦において、厳選して数名くらい不合格にするべきではないのか?
まさか全員に内定を出すなんて・・・・
確かに、そういう品行方正な生徒を(一般で逆転合格させるような子より)入れたがっているのはわかる。
ただ、それがそういう子ばかりではない事が問題だ。
推薦で入りたい子は、例え推薦で不合格だろうと、一般で頑張って合格しに来る。
その中には「(私より)成績が悪く、寝てばかりいる子が推薦で合格してる」という事態すらあるのだ。
その子は、一般入試で頑張り「打倒・推薦合格者!」と言わんばかりに毎日勉強しに来ている。
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我々としても、
「推薦合格者を増やすことも考えなければならない時代になってきている」
のかもしれないな。
ウチの塾に「毎日勉強しに来る子」は、学業の成績もよく、推薦入試にピッタリする子は当然いる
。
ただし、真の学力勝負となれば、推薦合格者が一般合格者に劣ることも事実だ。
ところが、一般合格者も、「もうあんなに勉強したくない!」と言わんばかりに、燃料切れの生徒を入学させるのも間違っている。
何故なら、その3年後には「大学受験」が控えているからだ。
この勝負は、「福岡県第7学区限定」ではなく「全国区」である。
今回の勝負が決着しても、それですべてが終わるわけじゃない。
遥か3年先まで、推薦に値するような成績を残し続けるか。
底力をためて、今度こそ「一般入試で合格」を目指すのか。
その最終決着は。20日後の「一般入試」にてスタートする。
(あ、ウチは全員合格しましたよ。)