さて。

 

共通テストで693/900点(77%)とったY君。

 

「まあ、この点数ならいけるよ!」と九州大学・経済学部に挑戦です。

 

九州大学経済学部は、文系数学が出題されます。

 

OCで、求める学生に「数学が好きで、理科が苦手な人が欲しい」と述べていました。

 

その通り、現代の金融工学や経済工学的な手法を多用します。

 

そこのピタリとY君は合致します。

 

 

 

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さっそく個別試験(二次)に向けて学習します。

 

安定的に高得点を取れるので、こちらとしては安心して見ていました。

 

東大と九大の間には、絶望的な差がある、と思われがちですが、そうではありません。

 

ただ、その入試傾向を見ると、圧倒的な差が感じられます。

 

東大の場合

①難易度としては標準~やや難問。時に超難問も。

②とても制限時間内に解ける分量じゃない。

③英語だと、第一問は「大意要約問題」と、出題傾向が固定されている。

九大の場合

①難易度としてはやや易~標準レベル。

②制限時間内で十分解ける

③オーソドックスな出題傾向

 

まあ、これほど出題傾向が変われば、目指す学力も到達すべき合格最低点ラインも変わります。

 

そのラインを超えるべく、昨年度はF君は東大理科一類を。

                 今年はY君は九州大学経済学部を目指しました。

 

 

こういう場合、どの大学にも対応する「ベース学力」をつけて、その上に「東大専科」「九大専科」と言えるような学力を付けます。

 

そう語った私に「・・・わかりました!」と納得の様子。

 

見事にラインを突破!合格をつかみました。

 

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佐賀大学理工学部を目指したH君のばあい、毛色がやや異なりました。

 

 

彼の場合、こういう志望理由でした。

①教員になりたい。

②情報関連の技術を身に着けたい。

 

これをこう考えました。

①現在の科目・情報は、それを教える教員が足りない。

②佐賀大学には、それを学ぶ環境がある。

③教育学部も併設し、情報や環境が整っている。

④佐賀大学で学べば、一生食いはぐれない!

 

というわけで、九州大学理学部から、佐賀大学理工学部に変更し、共通テストも507/900点(57%)とり、十分なほどに合格ラインを突破。

 

あっさりと合格を取ってきました。

 

そこに「希望」があれば、どんな希望でも叶えたい。

 

そこに「情報戦略で、叶えてやろう」という意思を見せます