「たかが受験ごときでいい気になってんじゃねぇよ!」

 

この仕事をしていると、たま~にこういうことを言ってくる奴がいる。

 

その者も、わかってはいるのだ。

「受験の勝者が最強である。」

ということを。

 

なぜ、そう断じられるのか?

 

それは、

「若いうちから一筋に打ち込んできたものがあるから。」

ということに尽きる。

 

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例えば、東京大学

 

遊びや部活などの娯楽を全て投げ捨てて、

ただひたすらに中学入試を突破して、

大学受験も鉄緑会(※)などに入塾し、

そのすべてを受験勉強になげうって、

ようやく東京大学に合格できた。

 

だが、その栄光は長くは続かない。

周囲は東大生だらけなのだし、

そこでイキったとしても、しらじらしく思われるだけだ。

そこからは、改めて

要は「東大を踏み台にして高く跳べる者」

東大教官は求めている。

 

そこが

「東大からの人」

「東大までの人」

を分かつのではないのだろうか。

 

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推薦入試で5割以上をかき集める母校・朝倉高校だが、

その序列(推薦入試と一般入試)において、明確なラインが現われた。

 

何と言っても優秀なのは特色型選抜組

数科目の飛び抜けた能力を発揮した。

しかし、何と言っても

「その勉強を止めない姿勢」が上位独占を崩さない。

 

お次は一般入試組。

他の者(推薦組)が早々に合格を決める中で、

3月まで耐えて努力を続けたことが評価できる。

 

最後は学校推薦型入試(指定校推薦)。

おそらく、

合格してから全く勉強しなかったのではないだろうか。

 

受験勉強で培った膨大な知識は、

枯れる時には一気に枯れてしまう。

それこそ自分では気づかないうちに。

 

何が言いたいのか、と言えば、

「今努力していることは、その努力を止めるな」

ということだ。

(マンガ「シテの花」にて、大家・丑満泰山先生が奇しくものたまった言葉だ。)

 

努力すれば誰でもできるからこそ、

誰よりも努力できる奴が最強だ。