台湾行きのフェリーに乗るのは2回目だ。
前回の台湾は、社会の荒波や、都会の喧騒に打ちのめされたり、離婚したてであったりで、精神状態がボロボロだった。
面倒なことは全部ムシして、ただ逃げて来た感じだった。
それでも、色々な出会いが有って、色々な人達に助けてもらった。
あの時の皆にも会いに行こう。お礼を言いに行こう。
フェリーでビールを買う。
石垣島を出たフェリーは、税金が掛かってないので安いのだ。
ほろ酔いになってきた頃、高雄(カオシュン)と言う港町に着き、近所の公園で、自分の軟体ぶりを自慢してくるホームレスのオッサンと、ギターを弾きながら眠る。
翌日、約束の町、墾丁(ケンティン)を目指してバスに乗る。
墾丁に着いて、[ホテルカリフォルニア]を探しながらウロウロした。
この町は観光地らしく、皆浮かれててイー感じ。
日本語が話せる若者達と出会い、店まで案内してもらった。
待ち合わせの時間はPM7:00。
2時間ほど早めに着いたので、ジントニックを飲みながらその若者達に台湾語を教えてもらいつつ時間を潰す。
ショ-ンが来た。
手には英語で書かれた何かのチラシを400枚位持っている。
「ヨー!キョーダイ!!この町で知り合ったナイスガイに作ってもらったんだ!!!!」
見せて貰うと、
[ショーンとダイゴのミュージック&ファイヤーショー]
と書いてある。
日付は今日からの三日間だ。
俺達は感動の再会もそこそこに、早速このチラシを配り始めた。
(旅の話、はじまりはじまり→沖縄1)