チョップダイゴな日々 -12ページ目

チョップダイゴな日々

ダラダラ遊んだり、シャカリキ遊んだりの自己チューブログでやんす。
チョップスティックの話やら、ちょこっと旅に出てたトキの話もちょこちょこっと書いたりしておりもす。
ヨロシクでがんす。


屋上のプールで泳ぎ、真っ白な部屋に戻ったショーンと俺は、飽きる事も無く、穴あきニンジンとペットボトルをポコポコいわせながらブルースを弾き続けた。


いつの間にか朝になり、リサとへレンが帰って来て、4人でマンションの下に在る屋台に、朝飯を食いに行く事にした。


俺はミーゴレンという焼きそばを食べながら、


「マレーシアって、やたらとお酒高いけど、やっぱりイスラム教の国だから?

それはそれでいいんだけど、俺達にはツライよな。」


みたいな話をしていると、リサとヘレンが


「ランカウイっていう島は、デゥーティーフリー・アイランド(免税島)だから、お酒もタバコも安いわよ。」


と言い出し、ランカウイに遊びに行った時の思い出話や自慢話を話し出した。



ハッピーレタスのせいで充血した目をしつつ、ボンヤリと話を聞きながらも、俺とショーンの心は決まっていた。


当然のようにショーンが口を開く。



「バスはどこから出ている?」



俺とショーンはバスとフェリーを乗り継ぎ、ランカウイに辿り着いた。


でかい肉食系の鳥の像が迎えてくれる。


「ランカウイ」というのは、こっちの言葉で「ワシ」だか「タカ」だかという意味らしく、この島に多く生息していて、それがそのまま地名になったらしい。


俺達はさらにヒッチハイクをして、いい感じのビーチを探した。



やっぱりビーチはいい。

泳いで、ギターを弾いて、ジャグリングをして、泳いで、ギターを弾いて…。


そうこうしながら、出会った人に聞いた近くのゲストハウスに行く。


名前は「ゲコ」。



「ゲコ」は英語で「ヤモリ」のこと。


俺達が向かったトキはすでに日が沈んでいて、綺麗な月明かりに照らされている。

俺はショーンに、「月光」という日本語を教えた。


そしてショーンのふくらはぎに「ゲコ」こと「ヤモリ」のタトゥーが入っていることも思い出し、「ヤモリ」は「家守」で、日本では縁起がいいんだという事を、少ない英語のボキャブラリーでなんとか説明しながら、中に入って行った。



部屋は二段ベッドが2つ有るだけの、4人で1部屋をシェアするシンプルな安宿。

そして「ゲコ」の魅力は、表に有る「泊り客」や「ご近所さん」が集まるオープンなバーと、そのバーに住んでいる、俺のピアスを何回も奪っていく「サル」が居る事。


その晩、「ゲコ」に3週間滞在していると言うイタリア人と、3コードしか使わない名曲、「ラ・バンバ」を歌いながら酒を飲み続けた。


途中、サルがピアスを返してくれないので、その時から俺の耳には、短く切ったギターの弦がぶら下がる事になった。









(はじまり、はじまり→沖縄1。