最近よく、覚醒という言葉を目にします。

 覚醒という言葉を調べてみると、「覚醒(かくせい)とは、目がさめること、また意識や感覚がはっきりと働きはじめることを意味する言葉である。比喩的に、それまでの過ちに気付いたり、迷いから覚めたりすることについてもいう。」と書いてあります。


 覚醒といってもさまざまな段階、種類があると思います。

 自分の信じていたものが、何だか違うんじゃないかと気がつく。

 間違った方向に進んでいた、道を間違えていたことに気がつく。

 社会の中にいながら、その社会の不自然さ、仕組みの不思議に気がつく。

 自分は騙されていたと気がつく。


など最近、色んな意味で覚醒している人が増えてきていると思います。


 スピリチュアリズムでは覚醒とは霊的覚醒の事です。ほとんどの人が、死んだ後だんだん気がついていくらしいのですが、全く気がつかない人もいるようです。

 しかし地上人生のうちに霊的覚醒し、真理を受け入れ摂理に沿って生きていけるとしたらとても素晴らしいことです。死後の生活のための準備をし、霊的恩恵を受けることができるのです。

 霊的覚醒する人が、一人また一人と増えていくことで、地上は、悲劇に覆われた地上地獄、暗黒の世界から、地上天国と呼ぶにふさわしい明るい世界へと変わっていきます。



📘シルバーバーチの教え上


 地上の人間が大霊が意図した本来の生き方をするには、摂理を理解する以外にないからです。盲目でいるよりは見える方がいいはずです。聞こえないよりは聞こえた方がいいはずです。居眠りをしているよりは目覚めているほうがいいはずです。


 そうした生き方ができれば人々の心は安らぎを覚えることでしょう。宇宙の深遠なリズムと調和し、不和も対立も消えてしまうことでしょう。そして、それまでとは全く違った、新しい生活が始まります。



📘 地上人類への最高の福音


 霊が目を覚まして真の自分を知った時、つまり霊的意識が目覚めた時、その時こそ自分とは何者なのか、いかなる存在なのか、なぜ存在しているのかといったことに得心がいきます。それからの人生は、その後に宿命的に待ちうける、より豊かで、より大きな生命の世界への身仕度のために、“人のために自分を役立てる”ことをモットーとして生きるべきです。


 今まさに人類は、内在する霊的遺産を見出しはじめ、霊的自由をわがものとしはじめました。そこから湧き出る思い、駆り立てられるような衝動、鼓舞されるような気持は、強烈にして抑えがたく、とうてい抑え通せるものではありません。霊の自由、精神の自由、身体の自由にあこがれ、主張し、そして希求してきた地球上の無数の人々を、今その思いが奮い立たせております。


 こうして、やがて新しい世界が生まれるのです。王位は転覆され、権力的支配者は失脚し、独裁者は姿を消してまいります。人類はその本来の存在価値を見出し、内部の霊の光が世界中にさん然と輝きわたることでしょう。



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 この日本から世界中へ霊的覚醒の輪が広がっていきますように。

 一人一人の霊的覚醒が世界を変えていきます。