人間は利他愛の実践を通じて、霊的成長が促されるようになっています、!これが利他性の法則です。
利他愛といっても人間同士とは限らず、他の動物、植物、地上の物的な物全てに対してのものです。

 人間は神の一部を分霊として与えられた存在です。神のごとき愛の体現者として生きるように作られました。
 しかし肉体を持つ人間は、その肉体の欲求を満たすためにある程度の利己的部分も併せ持っています。その利己的部分をできるだけ抑えて霊主肉従の状態にあれば、他のものに対し思いやり、慈しみ、愛する思いを持つことができます。そうすることで自分の霊的成長が促されるのてす。


📘 シルバーバーチの教え 上


 あなた方は自らが大霊の一部であることを忘れてはいけません。あなた方一人一人が大霊の仕事、大霊の力、大霊の愛、大霊の知識に、貢献できるのです。例えば自分よりも力の劣る人を少しでも向上させてあげようとするなら、大霊の力があなた方を通して顕現することになるのです。


📘続スピリチュアリズム入門


 利他愛とは、自分より恵まれない人々に手を差しのべる行為です。困っている人々のために誠心誠意、見返りを期待せず、自分の持っているものを与え援助してあげることです。こうした無償の行為が利他愛の実践です。


 人間にとって一番重要なことは霊的成長です。その霊的成長は「霊的真理(神の摂理)」にそった実践の努力を通して可能になります。こうした点を考えると、いまだ霊的真理を知らない人々に真理を伝えることは、人間に対する最高の愛を実践していることになります。相手に永遠の幸福に至る道を示し、真の霊的救いをもたらすことができるからです。