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   夜になったら体を休め、眠るもの。当たり前のことです。以前は枕に頭を置いたら直ぐに眠ってしまい、気がついたら朝ということがほとんどでした。最近は寝つきが悪いことや、たまには朝方まで眠れないことがあります。年のせい?運動不足?お茶のカフェインのせい?色々考えてみたりしますがよくわかりません。

   そんな時、睡眠についてシルバーバーチが語っていることを思い出し色々想像しています。


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   睡眠の目的そのものは単純です。身体は一種の機械です。実にすばらしい機械で、地上のいかなる技術者にもこれほど見事な機械は作れませんが、機械である以上は休ませることが必要です。そうしないと機能を維持することができません。

     大切なのはその身体の休息中に、霊がその身体から脱け出て活動しているということです。まさに、人間は毎晩死んでいるといってもいいのです。わずかに銀色の紐(シルバーコード)(魂の緒)によってつながってはいても、霊は完全に身体から脱け出ています。そのコードは実に柔軟な性質をしていて、霊はその束縛なしに完全に肉体から解放されています

   その間におもむく先は、それぞれの霊的成長と進化の程度に似合った環境です。が、それがどこであれ、そこでの体験は地上世界の時間と五感の範囲からはみ出たものばかりですから、脳という物的器官では認識できないのです。

シルバーコードが完全に切れて霊界の住民になってしまえば、そうした睡眠中の体験のすべてを思い出すことができるようになりますが、今は断片的にしか思い出せません。

         「霊的新時代の到来  」 1章


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「死の眠り」

他界した人たちの話によれば、皆“死の瞬間”は一様に、深い眠りに入るような状態――ただただ深い眠りに落ちていくような状態になると言います。痛みや苦しみを感じることは全くありません。これが「死の眠り」です。

          「スピリチュアリズム入門   」p130



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   実は、あなた方は今でも毎夜のように霊の世界を訪れているのですよ。ただ思い出せないだけです。この体験は、死んでこちらへ来た時のための準備なのです。その準備なしにいきなり来るとショックを受けるからです。来てみると、一度来たことがあることを思い出します。肉体の束縛から解放されると、睡眠中に垣間見ていたものを全意識でもって見ることができます。その時すべての記憶が蘇ります。

      「シルバーバーチの教え上 」 11章


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   これらを読んでみると、私達は毎夜、死ぬことの練習、シュミレーションを行なっているのだなと思いました。

   毎夜当たり前のように眠りにつきます。体を抜け出た私達は、死んだ後訪れるであろう幽界を見て回っているのです。死ぬ事は何も怖い事なんてないと改めて感じました。

   朝起きて少しでも覚えていたらいいのにと思いますがそれはなかなか叶いません。どんな世界なのかと想像するばかりです。


   病気だったり心配事が強かったりすると、魂の緒か硬直して伸びきらないために、霊体が身体から抜け切らず、うとうとしたり不眠症になったりするそうです。

    健康である事が良い睡眠をとれる条件になります。体の健康だけでなく、精神、霊も健康でなければなりません。

   また逆に良い睡眠が、健康であるためにとても大事なことです。眠っている間にも霊的エネルギーをいただいているのだと思います。

   色々考えてみて、良い眠りのためには、霊的真理に沿った生き方が大事ということに行き着きました。

  皆様、今日も良く眠れますように。