〜矢作有紀奈 卒業公演〜
2018年11月10日(佐藤佳穂 手紙)
ご卒業おめでとうございます。
初めて会ったのはちょうど2年前ぐらいかな?
勉強しているところを見て「あっ、この子も学生なんだ」って思いました。
矢作は8期生としてお披露目してすぐに学業の都合で思うように活動が出来なくて、劇場公演デビューがみんなより少し遅れてのスタートだったけど、
自転車から転がり落ちて顔を怪我したって知った時は「大丈夫かな?」って心配になったのと同時に、「ヤバイ人なのかな?」って心配になりました。
21枚目のシングル「意外にマンゴー」でシングル選抜入りした時、同期としては悔しくて、素直におめでとうって伝えられなかったけど、
美人で話題性もある矢作は、「そりゃー選ばれるよな」ってみんな納得していました。
今更だけど、おめでとう。
私たちがここまで仲良くなれたのは、研究生の頃にチームS「重ねた足跡」公演でアンダーデビューするって決まった時からだったね。
たった数日しかなくて、毎日「ヤバイ」って言いながら一緒に早朝から深夜までレッスン場にこもって練習したり、矢作の家に初めてお泊りに行った日々は今でも凄い覚えています。
とても大変でめちゃくちゃ怒られたしたくさん泣いたけど、
あのとき矢作と一緒じゃなかったらこんなに仲良くなることもなかったのかなって思うと今となっては楽しい思い出で、一緒にアンダーデビューできて良かったなって思います。
でも、その頃 矢作は選抜メンバーとしてアイアスペシャルライブや外イベントが立て続けにあって、
いっぱいいっぱいで泣いてたあなたを、私は支えてあげることも力になってあげることも出来なくてごめんね。
矢作と一緒に選抜メンバーとしてステージに立ちたかったです。
私が矢作に追いつけるくらい力があれば良かったよね。
それは叶わなかったけど、先日のリクエストアワーで一緒に「意外にマンゴー」の衣装を着てステージに立てた時は本当に嬉しかったよ。
ありがとう。
9周年公演の時に矢作がチームKIIに、私がチームEに昇格したね。
違うチームになってしかもお互い関わりのないチームだったから、しばらくの間「ヤバイ、ぼっち極めてる」「えっ、うちも」っていつものように話しながらなんだかんだそばにいてくれてありがとう。
ほんとは同じチームが良かったな。
その後、EX大衆さんで一緒にグラビアをやらせていただいたり握手会でチャイナドレスを着たり、
一緒にSHOWROOMで料理配信をしてシャビシャビすぎるカレーを作ったり、
日本ガイシホールで一緒に「眼差しサヨナラ」を披露できたり、
矢作の何度目かの17歳の誕生日をお祝いしたり、
何かと一緒に過ごせて楽しかったです。
今年の春からお互い大学3年生になって矢作が大学に復学していつも大変そうにしているあなたを見て支えてあげたいって思っていたけど、支えていられたのは私のほうでした。
私がシングル選抜メンバーに選ばれた時、一番に矢作に伝えたらすぐに「おめでとう」って言ってくれたね。
それから、「大変だろうけど頑張って」って笑いながら他人事のように言っていたあなたの顔を覚えています。
それでも「選抜メンバーで大学も行っている佳穂は本当に偉いよ」って毎回会う度に言ってくれる矢作には心のどこかで安心させられていました。
それなのに矢作が「もうつらい」「辞めたい」って相談してきた時に、矢作がいなくなるのが嫌で「一緒に辞めるか」とか適当なことしか言ってあげられなくてごめんね。
笑顔でバイバイしたいのにどうしてもまだ矢作のそばにいたいです。
撤回するなら今だよ。
SKE48の最後の握手会でいつも通り矢作と隣のレーンだったけど、並んでるファンの方が目の周りを赤くして寂しそうな顔をしていたけど、矢作も泣いていたね。
今日もチームKIIの先輩方や同期やたくさんのメンバーが矢作の卒業公演に出たいって言ってくれてたんだよ。
たくさんの人に愛されるのは矢作の人柄でもあるし、矢作が自分よりも周りを気にしてくれたり、ぽんこつなとこだったり、優しさだったり、たくさんの魅力があるからです。
あなたを手放すのは本当にもったいないって思うくらいSKE48には必要な人だと思うけれど、矢作の選んだ道を私は最後まで応援しています。
今までそばにいてくれてありがとう。
それと、ご苦労様。
患者さんの最後のケアもちゃんとしてあげてね。
たまには私とも遊んでね。
あとは、一緒に大学卒業しようね。
2018年11月10日(矢作有紀奈 卒業公演)
まずは、皆さん今日私の卒業公演に来てくれてありがとうございました。
いま手紙を読んでくれた佳穂はほんとに最初キャラが被ってて、
いい意味でライバルっていうお互いけっこう意識してたっていうとこはあったんですけど、ほんとに全然喋ったりもしなかったし。
別に仲が悪いとかじゃなくて普通に話しかけづらい間柄だったんですけど、
やっぱりそのさっきも言ってた通りS公演のアンダーデビューの時に一緒に練習してた時に、ほんとに打ち解けあって今ではほんとにほんとに大切な人です。
ずっと一緒に戦ってきてずっと支えてくれて、私がつらいって相談した時もずっと相談に乗ってくれて。
ほんとに大好きです。
かほほとは色んな思い出があるし、佳穂だけじゃなく8期生みんながほんとに色んなとこで支えてくれたし、
ののちゃんとかも一緒に変な料理作ったりとかなんか凄いバカなこといっぱいしたり、
他にもみんな1人1人ほんとは言いたいんですけど、ほんとに同期が大好きで。
同期だけじゃなくて先輩とかも色々支えてくれたりして。
ドラ3の子とはまだなかなか話せなくて終わっちゃったんですけど、でもほんとに私はいい仲間に恵まれたなって思ってます。
ほんとにSKE48に入って良かったと思ってます。
こんな仲間には一生会えないと思ってるので。
それからファンの皆さんにはほんとに色んな迷惑をかけて。
私は最初に顔を怪我して全然出れなくて、「CGなんじゃないか」みたいな伝説があって。
でも、だからほんとは表に出るのが凄く怖かったんですけど、
表に出ても皆さん温かく迎え入れてくれて、嬉しいことに研究生で「意外にマンゴー」の初選抜に選んでいただいて、
そして総選挙にもランクインとはいかなかったんですけど、速報にランクインさせていただいてほんとに皆さんには感謝しています。
私はけっこう前からもう辞めようと復学を考えてた時に決めていて‥
劇場支配人の湯浅さんとかにも相談して。
でも湯浅さんが「でもやってみればいいじゃん」って、「両立させてみて今までにいなかったようなことをしてみれば?」って言ってくださって、それで今まで頑張ってきたんですけど。
その間には患者さんの皆さんがずっと支えてくれたことが一番大きくて。
本当だったらもっと早くグッバイキンしてたかもしれないんですけど、ほんとにここまでこれたのは、2年間続けられたのは皆さんのおかげです。
ほんとにありがとうございました。
学校とかで忙しくて全然公演に出れないから、目に見えるようにけっこう握手会とかでもファンの方が減ってしまったなって実感することがあって‥
でも今こうやって私の卒業公演にたくさんの方が来てくれて、私が思ってる以上にみんな私のことを支えてくれたんだなと思います。
ほんとに患者さんのことが大好きです。
絶対、矢作のこと忘れないでください。
みんなの心に消えちゃうのが一番悲しいので、絶対忘れないで永遠にイチ推しでお願いします。
つらいこともあったけど、ほんとに私はSKE48が大好きです。
つらいこともあったけど、ほんとに私はSKE48が大好きです。
私は学業を優先して片手間にSKE48とかじゃなくて、ほんとにほんとに本気で休学したのもわかるように私は真剣に2年間SKE48に向き合ってきました。
こんな私を受け入れてくださってありがとうございました。
本当に今までありがとうございました。
グッバイキン♪
大好きだよ。
矢作有紀奈
《矢作有紀奈:歴史編》
おわり