おはようございます。昨日は筋トレへの送迎、誠にありがとうございました。１年生で体の小さい選手は苦労していますが、１年経つと２０ｋｇのバーベルを２２回（４５秒間）クリアできる様に...。力は付くものです。
と言う私も、トレーニングの隙間時間に４５秒間で４５回をこなす“高速ベンチ”（１秒に１回ペース）を実演。中学生は私のトレーニングに興味津々ですが、個人的にもノックの飛距離が伸びた様に感じています。
ところで、中学生はインターバルの合間にしばし談笑。①歴代の卒団式の冊子、②高校の入学案内、③野球の指導書などを読める様に。
また、④先輩達が出場した甲子園の記念ボール、⑤元大リーガーのバットやグラブ、⑥侍ジャパンのユニホーム、⑦膝や足首の模型等を展示、刺激を与える様にしています。
トレーニングの合間に談笑する２年生
孔子曰く、
- 吾十有五にして学に志す
ではないですが、中学時代に人生の目標を見つけてもらいたいですね。
さて、その志。プロ野球選手になってもらいたい気持ちは山々ですが、「勉強もしっかりして欲しい」が多くの親の本音...。
今日のスポーツ報知には、勉強と野球を両立させて昨年ドラフト１位で楽天に入団した荘司康誠投手（２２歳、新潟明訓高～立教大学）がプロ初勝利を挙げています。
「何で荘司投手に興味を持ったか」と言うと、高崎中央ボーイズOBの瀬間先輩（東農大二高～立教大～大和証券）が年始の挨拶に来てくれた際、
- 同級生で凄い奴がいる
- 大学は一般入試で合格
- 当時は誰もレギュラーになるとは思っていなかった
- それが独学で体つくりや体の仕組みを勉強
- １５０キロの速球を投げられる様になり楽天にドラフト１位指名された
- 野球選手は考えることが大切
つまり、「野球も勉強も」と二兎を追っても楽天に指名、昨日初勝利を挙げた荘司投手の様になれる可能性あり。
加えて、「ドラフト１位」、「立教大学卒」という“肩書”があれば引退後も引く手あまた。コーチ、球団職員、地元に帰って事業展開...。基礎学力と人脈があればセカンドキャリアも成功できると感じます。
参考までに、新潟明訓を群馬の高校に例えると、東農大二高の様な感じでしょうか。
二年連続国公立大学に１００名以上合格は立派。また、野球が優秀なら、周東右京選手の様になれる可能性あり。
高崎中央ボーイズの進学先は、前橋育英高に次いで東農大二高が多いのですが、理由は、
- 大学への進学実績
しかも、東京六大学、東都大学、首都大学リーグ等で野球を継続できるとなれば、
- プロ野球選手になれる可能性あり
１位前橋育英、２位東農大二、３位健大高崎、４位高崎商科大付、高崎経済大付
大学への進路が充実している高校が人気
「潰しが効く」という言葉がありますが、１５歳での進路決定は「これしかない」と言うより「潰しが効く」方をお勧めします。
読売巨人軍野球振興部部長
日本ソフトボール協会理事（普及担当）
大東文化大学外部評価委員（令和８年まで） ※以上現職
元中学硬式野球日本代表監督・コーチ（ボーイズ3回、フル代表2回）
元群馬県公立高校教諭
元巨人軍通訳、トレーニングコーチ、ジャイアンツアカデミー校長
元NATA公認アスレチックトレーナー（米国）
元NASC公認ストレングス＆コンディショニングスペシャリスト（米国）
元大学非常勤講師（群馬大14年、東京学芸大2年、横浜国立大2年、国士舘大６年）
＜資格＞
U12＆15 BFJ公認野球指導者資格
ジュニアランニング指導員（日本ランニング振興機構）
小中高1種免許取得（中高は保健体育、英語）
英検準1級、TOEIC905点
教育学学士・修士（東京学芸大学、東京学芸大学大学院）
スポーツ科学修士（米国スポーツアカデミー）