おはようございます。昨日は筋トレへの送迎、誠にありがとうございました。夕方6時を過ぎているのにこの明るさ。日差しを浴びて成長ホルモンもたっぷり分泌。1年生も来週からは20kgのバーベルを使ってトレーニングできると思います。

 

夕方6時を過ぎているのにこの明るさ! 

 

ところで中学生から「蜂の巣があります!」、「蜂が飛んでます!」と一報。今朝、蜂はいませんでしたが確かに巣を発見。対処します。

 


さて、昨日の読売新聞(都民版)。巨人軍の中学部活支援「アカデミーサポート」が大きく紹介されました。

 

 

 

私の大学野球部後輩が中体連に居るので、いろいろ情報交換しているうちに「やってみよう!」と昨年開始。人脈があると動きが速いです。


早速、中体連競技委員長のいる青梅、あきる野、瑞穂など18校ある地域で10回ほどテストしたところ大好評。

  • 子ども達の目の輝きが変わった!
  • 自主練するようになった!
  • 試合に勝ってしまった!
  • 教員も指導法が分かった
 など前向きな感想が届いたので、今年は都下全域(530校)に対象を拡大。90回訪問するというプロジェクトをスタートしました。

 

この日訪れたのは八王子市立宮上中。早稲田実業野球グラウンドは道を挟んで反対側、東京都立大学がすぐ隣という立地。八王子市は人口約58万人、東京都でも6番目の多さ。にもかかわらず、部員数は3年生3人、2年生0人...。

 

野球大好き顧問の田中先生と諸星先生は「何とかしよう!」と一念発起。昨年夏以降2か月に1回体験会を実施。そこにWBC優勝が追い風となり、1年生が12人入部(野球経験者は1人)してくれたそうです。

 

先生達と話していて感じたのは、

  • 部活は先生の熱意だけが頼り
  • 先生が異動したら部活は消滅
という現実。

しかも田中先生は特別支援学級、諸星先生は数学を担当。こういう実態を知ると、熊本日日新聞のアンケート調査の通り、
  • 部活の地域移行は大賛成
  • 田中先生、諸星先生の様な人材をしっかり確保する
が大切だと再認識しました。
 

「指導者の確保」44自治体が課題に 部活動の地域クラブ移行 熊本県内アンケート(熊本日日新聞) - Yahoo!ニュース

 

例えば、宮上中学の場合、
  • チーム名:宮上中学野球クラブ
  • 指導者:田中、諸星(中学教諭)
  • 対象:野球を初めてやるエントリーレベル
  • 練習内容:投げる、捕る、打つの基本の習得
  • 活動日、活動時間:平日3日(各2時間)、土日(各4時間)計14時間
  • 目標:1回戦突破
  • 月謝:3千円~5千円
としてクラブ移行すれば、子どもは集まると感じます。
 
「保護者の費用負担3千円~5千円」は昨年部活支援に行った際、軟式野球部の親から聞いた情報。
 
参考までに、学童野球チームも同様。先週、全軟連の小林専務理事と情報交換した際、
  • 最も大切なことは「指導者育成」
  • そのために「ライセンス取得」
と強調していました。

実際、全国約1万チームある学童チームのほとんどが
  • 親が監督
  • 子どもが卒業すると監督も交代
という状況。
 
ジャイアンツが主催する少年野球大会でも野球経験のない親が監督をやらざるを得ないチームが沢山。

最もスポーツが上達する時期に、
  • 野球経験がない
  • 野球の指導法が分からない
指導者に出会ったら子どもは不幸。

少年野球人口は減って当たり前です。
 
 
余談ですが、昨日、高崎中央ボーイズに入団した1年生に「学童の練習と何が違う?」と質問したら、
  • ウォームアップのやり方が全然違う
  • 積極的な走塁が全然違う
  • カットプレーが全然違う
とのことでした。さらに「小学校の時に習っていたらもっと上手くなっていると思うか?」という質問には「はい」と一言。
 

参考までに、私の同僚がコーチを務める「群馬ベースボールアカデミー」ではチームも結成。先日、連盟への加入が承認されましたが、発足2年足らずで部員数は39名。

 

群馬ベースボールアカデミー | 少年野球 | 群馬県 (gba-kataun.com)

 

少年野球人口減少の中でもまだまだ増える勢い...。理由は、熱心な指導者が指導法を熟知。

  • 年齢ごとに楽しみながら基本を習得
  • 学んだことを試合で表現できる様にする
を実践することで、子どもの成長曲線に沿った野球指導が実現。子どもや親御さんの満足度が高いのです。

私の狙いは、
  • 群馬県でもスーパーキッズが続々誕生するモデルケース作り
ですが、十分実現できると感じています。

 

高崎中央ボーイズ監督

読売巨人軍野球振興部部長

日本ソフトボール協会理事(普及担当)  ※以上現職
元中学硬式野球日本代表監督・コーチ(ボーイズ3回、フル代表2回)
元群馬県公立高校教諭
元巨人軍通訳、トレーニングコーチ、ジャイアンツアカデミー校長
元NATA公認アスレチックトレーナー(米国)
元NASC公認ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(米国)
元大学非常勤講師(群馬大、東京学芸大、横浜国立大、国士舘大)


<資格>

U12&15 BFJ公認野球指導者資格

ジュニアランニング指導員(日本ランニング振興機構)
小中高1種免許取得(中高は保健体育、英語)

英検準1級、TOEIC905点
教育学学士・修士(東京学芸大学、東京学芸大学大学院)
スポーツ科学修士(米国スポーツアカデミー)