おはようございます。今日は子どもの日。ゴールデンウィークも終盤に差し掛かりましたが、連日野球へのお付き合い誠にありがとうございます。野球を通じて子ども達はしっかり成長していると思います。

 

さて、ゴールデンウイーク中の高崎中央ボーイズ。例えば1年生。5月3日には初のオープン戦を体験。練習とは違い「緊張で足がガタガタ震えた」そうですが、桐生南ポニーさんと交流。桐生南高校の閉校で閑散としていたグラウンドに活気が戻ったそうです。野球は町を元気にしますね。

 

 

また、2年生は東京神宮シニアさんと交流。関越道の渋滞を考慮し朝5時前に東京を出発したとのこと。子ども30人、親60人は群馬の景色ときれいな空気を満喫できたと思います。

 

 

そして、3年生。5月3日、4日は関東ボーイズリーグ大会の準々決勝、準決勝。会場は春の全国大会が開催された大田スタジアム。昨年は関東ベスト8(3回目)、今年はベスト4(初)。一つ階段を登れました。

 

 

 

これらの一コマを見ても、子ども達は群馬、東京、千葉、埼玉のチームと交流。野球は、

  • 人間性、社会性の向上、および、親子の絆の構築

に大きく貢献していると感じます。

 

さらに、今朝のスポーツ報知には早々と昨日と一昨日の結果が掲載。さらにネットニュースでも、狭山西武・市村選手の逆方向への100m弾を速報。中学野球も全国区です


14歳が逆方向へ100メートル弾 関東大会V呼んだ主砲…衝撃の一発生んだ“2つの練習法”(Full-Count) - Yahoo!ニュース

 

 


余談ですが、狭山西武の小野代表は常々、

  • 小学生と中学生をしっかり指導できれば、(日本は)大谷翔平選手レベルの選手を30人育成できる
  • 日本の野球はWBC以前から世界で最も評価が高かったが、3月の優勝でさらに証明した
と話していますが、納得します。
 
と言う私も、フルカウントの記者との雑談で「倉俣さんが中学生を指導する理念は何ですか?」と聞かれ、
  • 野球は生きる武器になることを伝えたい
と即答。日米野球や元大リーガーの通訳などプロ球団に30年在籍して「知ってしまった」のです。
 
学校の先生や公務員になりたいだけなら野球は必要ないが、「スポーツ推薦で高校や大学に進学」。「勉強が嫌いなら高校からすぐにプロになる道もある」。「大リーグに行けば年俸はゼロが一桁違う(日本は約4千万円、大リーグは約3億8千万円)」。「日本に野球が伝わって150年」。「先人の努力のお陰でアメリカでも活躍できる時代になった」。これは画期的なことで、「野球を活かさない手はない」のです。
 
その道を歩んでいるのが先輩達。例えば健大高崎高。昨日関東大会出場を決めましたが、その立役者が増渕先輩。50m5秒8の「俊足」と相手投手、二遊間の動きを読んだ「観察力」で二盗、三盗。捕手の悪送球を誘ってサヨナラのホームイン。
 
 
さらに、本来なら大学3年生の伊藤先輩(20歳)は、大学を中退→アルビレックス新潟と練習生契約。私の元同僚がアルビレックス新潟の編成部長という縁で実現したのですが、中学時代ボーイズで活躍した選手が
  • 野球を武器に生きようとしている
ことが分かります。2年後のドラフト指名に期待したいですね。
 
 
余談ですが、昨日の朝、鳥谷敬さん(41歳、聖望学園高校→早稲田大学→阪神タイガース→千葉ロッテ→引退)のコラムを読んでどんぴしゃり。私の考え方と一緒でした。
 
 
鳥谷さんは、コラムの中で「野球よりサッカーが好き」、「今でも野球よりサッカーを観る方が楽しい」と語っていますが、
  • 野球を選んだ理由
  • 阪神タイガースを選んだ理由
はまさに生きて行くため。

「好き」、「楽しい」よりも「得意」を重視これまでの人生の選択基準とこれからの選択基準はおそらく同じと述べています。
 
中学生にもこんな考え方を参考にして野球で道を切り開いて行ってもらいたいですね。

 

高崎中央ボーイズ監督

読売巨人軍野球振興部部長

日本ソフトボール協会理事(普及担当)  ※以上現職
元中学硬式野球日本代表監督・コーチ(ボーイズ3回、フル代表2回)
元群馬県公立高校教諭
元巨人軍通訳、トレーニングコーチ、ジャイアンツアカデミー校長
元NATA公認アスレチックトレーナー(米国)
元NASC公認ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(米国)
元大学非常勤講師(群馬大、東京学芸大、横浜国立大、国士舘大)


<資格>

U12&15 BFJ公認野球指導者資格

ジュニアランニング指導員(日本ランニング振興機構)
小中高1種免許取得(中高は保健体育、英語)

英検準1級、TOEIC905点
教育学学士・修士(東京学芸大学、東京学芸大学大学院)
スポーツ科学修士(米国スポーツアカデミー)