おはようございます。週末の野球漬けの疲れは取れたでしょうか。親は子どもの成長をサポートする義務がありますが、送迎だけでなくスコアやアナウンス、審判など父母総出。頭が下がります。

 

ところで、週末の練習試合で1-14というスコアの試合がありました。敗戦の理由を探ると、

  • 6つのエラーがすべて失点に絡む
  • 投手の自責は0点
でした。14失点で投手の自責0点は20年以上中学生を指導していますが初めて。野球はミスが起こるスポーツですが、仲間と協力しチームを勝利に導くことで、
  • 信頼関係を構築できるスポーツ
仲間から信頼される選手になってもらいたいですね。
 
さて、今朝の読売新聞で紹介されているNEC森川社長は、「NECはパソコン」というイメージだったが、
  • これからは勝てる事業3分野に集中する
  • 社長の思いを伝える
  • 座右の銘「拙速は巧遅に勝る」を徹底する
として、
  • 企業の目標は「勝つ」こと

と語っています。

 
 
野球を学ぶと社会人になっても役に立つことは沢山ありそうです。

では、チームの役に立つ選手を育てるには何が必要か?  それは
  • 全員が試合に出場する
  • 全員が成功失敗を体験できる
環境つくりになります。
 
参考までに、ジャイアンツアカデミーでは、投げる、捕るなどの基本技術を練習した後は必ず実戦(ミニゲーム)で成功失敗体験を積める様にしています。

それも9人対9人の試合ではなく5人対5人。敢えて人数を減らすことで、
  • 全員が打球を追う
  • エラーに備えてバックアップする
  • アウトを取るため(各塁の)ベースカバーする
というチームを勝利に導くための“守備の鉄則”を学びます。
 
しかも、「全員が打球を追う」は幼児コースから。

今年6月に横浜スタジアムで行われた幼児Tボール大会でジャイアンツアカデミーは1~3位を独占。参加チームはベイスターズ、ライオンズ、千葉ロッテ、ヤクルトのアカデミーの幼児。

幼児から小学生にかけて、「打球を追う」→「バックアップする」→「ベースカバーする」を段階的に学ぶことで、
  • スーパーキッズが誕生
する仕組みです。
 
ジャイアンツアカデミー幼児コースの様子
 
ジャイアンツアカデミー1・2年コースの様子

 

余談ですが、昨日、日本ソフトボール協会の三宅会長、宇津木副会長、宇津木日本代表監督らが読売新聞を訪問。偶然ロビーで会いしばし談笑したのですが、私はソフトボール協会にもアカデミー設立を提案中。実現すれば、元オリンピック選手、実業団選手、中学・高校指導者などが地域で子ども達を指導。ソフトボールで街を活性化することができるのです。

 

参考までに、群馬ベースボールアカデミーは育英大学、高崎健康福祉大学と提携し前橋と高崎で開校していますが、

 

 

2024年4月からは桐生南高校跡地でも開校を計画中。高崎、前橋、桐生・・・。幼児から小学生にかけてスポーツ万能な子どもを育成し、中学、高校で活躍すればプロ野球で活躍できる人材が増えること間違いなし。

 

子どもをサポートする親の苦労に報いるためにも、

  • 野球は夢のあるスポーツ
  • 野球を武器に生きて行くことは可能
を実証したと思います。

 

倉俣徹

高崎中央ボーイズ監督
元中学硬式野球日本代表監督・コーチ(ボーイズ3回、フル代表2回)
元群馬県公立高校教諭
元巨人軍通訳、トレーニングコーチ
元ジャイアンツアカデミーヘッドコーチ、校長
元全米公認(NATA)アスレチックトレーナー
元大学非常勤講師(群馬大学、東京学芸大学、横浜国立大学、国士舘大学大学院、何れも教育学部または体育学部)
日本ソフトボール協会理事(普及担当)
小中高教員免許取得(中高は保健体育、英語)、TOEIC905点
教育学(運動学)修士(東京学芸大学大学院)
スポーツ科学(スポーツ医学)修士(米国スポーツアカデミー)