おはようございます。週末は野球へのお付き合い、誠にありがとうございました。今日で10月は終わりですが朝晩の冷え込みは10度以下。昨日は北風が吹き焚火が必要なほどでした。

 

ところで、日本の平均出生数は1.33。ボーイズリーグの場合、両親揃って子どもをサポートするご家庭が多いのですが、少子化だけに子どもの成長を間近で見るのが楽しみなのですね。

 

ただ、親も指導者も終日子どもに付き合った翌日は仕事。そのため、終日に及ぶスポーツ活動は今風で言えば“ブラック”と揶揄されています。出生数が減ったり、教師や指導者を目指す学生が減るのも分かる気がします。

 

さて、そのスポーツ活動。今週末も沢山の実戦経験や他県の選手と交流できました。加えて、中学で軟式野球を選んだ選手たちとの試合が実現。軟式野球を頑張った選手達との交流はどうでしたでしょうか。中でも特筆は、中学2年生の秋季大会(新人戦)。

 

 

この大会では準決勝を桐生第一高校、前橋育英高校が視察。また、昨日は栃木さくらボーイズ戦を健大高崎高校、土浦日大高校が視察に来てくれました

 

特に健大高崎高は関東大会準決勝の翌日、また、土浦日大高はわざわざ土浦から・・・。本当に頭が下がりますがその労力に見合う選手が居たなら幸いです。

 

 

ところで、今週末、一年生は2日間榛名高校を拝借できましたが、「オリックス安達了一選手の母校」と知っている中学生は居たでしょうか。

 

榛名高校は安達選手が在籍時の監督さんが甲子園と同じ土を入れ、過去にはベスト8まで勝ち上がった高校。土質は今でも最高。守備はどんどん上達すると思います。

 

 

 

 


 

余談ですが、スポーツ報知にはプロ野球に加え、大学野球、しかも、東京六大学や東都大学の様な花形ではないリーグの結果も載せてくれます。

 

有難いことに、昨日と今日のスポーツ報知には私の母校の一部昇格が載っていました。

 

 

 

 

早速、中野監督(元春日部東高校監督、越谷西高校時代には監督として甲子園出場)に祝福のラインを送ると、

  • 一部で勝負できる力のある投手とバッターが欲しい!
  • どこにいるか教えてくれ!

 

とのこと。もうすぐ古稀ですがお元気そのもの。今も2時間かけて車で大学に通うのですから本当に頭が下がります。

 

このブログは沢山の高校野球指導者が読んでくれているそうなので、

  • 高校時代130キロ台(120キロ台可、※大学でも20キロUPするため)
  • または、俊足、好打、ホームラン数本

という選手がいれば、ぜひ受験を勧めてもらえれば有難く思います。

 

中野監督曰く、今年の4年生(ほとんどが教員志望)がよく頑張ってくれた」でしたが、昨日のスタメンの出身校を見ると、狭山ヶ丘、春日部共栄、市立川越、県立春日部、都立城東、都立小山台、都立小松川、県立下妻第一、市立静岡、県立長野。

  • 10中8人が公立高校出身

 

 しかも、埼玉、東京を中心に茨城、静岡、長野等から選手が集まっていることが分かります

 

昨日の野球部ツイッター

 

東京学芸大学硬式野球部の戦績

 

参考までに、東京学芸大学への進学はスポーツ推薦が無いため、学力突破のみ。難易度も結構高いですが、就職はバッチリ

 

野球部の出世頭はもちろん栗山英樹さん(61歳)。現役時代はヤクルトでプレー。引退後評論家やプロと高校生を繋ぐ“夢の懸け橋”の司会進行を務めた後は日本ハムで監督を10年。大谷翔平選手の師匠としても有名。今年は侍ジャパンの監督を拝命しています。

 

栗山さんの様に、テスト生(今の育成指名)でプロに飛び込み、病気で引退を余儀なくされても、生きて行ける地力やネットワークは十分あると感じます。

 

国公立大学文系の難易度一覧

 

 

 

ちなみに、栗山監督の2021年の年俸は推定1億1千万円。凄すぎです。

 

卒業生の多くは、全国で小中高の教員や野球を指導。群馬県でも渋川工高、下仁田高、関東学園大学附などで指導しています。

 

一般的に、教員の生涯賃金(推定)は2億6千円~3億4千万円と言われ、生涯賃金ベスト500社のうちトップ100~200くらい。

 

東京学芸大の卒業生は夫婦で教員という場合も多く、その場合はトップ10に入るほど。最近は「公務員になりたい」という中高生が多いのですが、給料だけみれば納得します。

 

 

 

東京学芸大学は野球では地味ですが、人脈や就職など、

 

  • 実を獲れる

 

のはお勧め。

 

子どもが好き、指導が好き、野球が好きという中高生なら、選ぶ価値のある大学だと思います。

 

 

倉俣徹
高崎中央ボーイズ監督
元中学硬式野球日本代表監督・コーチ(ボーイズ3回、フル代表1回)
元群馬県公立高校教諭
元巨人軍通訳、トレーニングコーチ
元ジャイアンツアカデミーヘッドコーチ、校長
元全米公認(NATA)アスレチックトレーナー
元大学非常勤講師(群馬大学、東京学芸大学、横浜国立大学、国士舘大学大学院、何れも教育学部または体育学部)
日本ソフトボール協会理事(普及担当)
小中高教員免許取得(中高は保健体育、英語)、TOEIC905点
教育学(運動学)修士(東京学芸大学大学院)
スポーツ科学(スポーツ医学)修士(米国スポーツアカデミー)