おはようございます。昨日は夜間練習への送迎、指導、誠にありがとうございました。気温12℃は寒かったですね。


また、小学6年生も6名が体験、見学に来てくれました。高崎中央ボーイズの練習内容や雰囲気はいかがでしたでしょうか。これまでの体験申し込みは延べ40名弱。野球人気が低下する中、有難いことです。

 

 

さて、中学生の多くは「プロ野球選手になる」、「プロ野球選手になって活躍する」という目標をもっていますが、今朝のスポーツ報知には厳しい現実が載っていました。


10月20日に行われるドラフト会議では341人の高校生、大学生が指名対象となりましたが、評価Aの選手は

  • 高校生2人(松尾捕手・大阪桐蔭、浅野外野手・高松商業)
  • 大学生6人(金村投手・富士大、曾谷投手・白鴎大、矢沢投手・日体大、友杉内野手・天理大、蛭間外野手・早稲田大、沢井外野手・中京大)

のみ。高校球児は全国に約6万人(3年生のみ)いますが、

  • A評価の確率は0.003%(1000人に3人)
また、大学生でさえ4年前の同級生は同じく6万人。何人かは高校からプロに指名されているはずですが、それでもやはり
  • A評価の確率は1%+アルファ

 

 

 

しかも、そのA評価でも今朝の新聞には巨人・桜井投手(2015年ドラフト1位、立命館大学出身)が戦力外通告を受けています。プロ在籍はたったの6年・・・。


中学生や中学生の親御さんにもプロの現実が分かる記事だと思います。

 

 

ところで、A評価の大学生に注目すると、必ずしも東京六大学や東都大学リーグなどの強豪リーグだけではないことが分かります。


例えば、富士大(北東北大学野球連盟)、白鴎大(関甲信大学野球連盟)、天理大(阪神大学野球連盟)、中京大(愛知大学野球連盟)など。

 

高校のエリートが名門リーグ、名門大学に進学しても、矢沢投手(日体大)、蛭間外野手(早稲田大)の様に「A評価を得るのは厳しい」のも現実です。

 

そこで、面白いコラムを発見。日本電産の永守重信会長(京都先端科学大学理事長)は、

  • ランクをおとした学校で一番を目指すのがいい
と力説。

理由は成功体験の積み重ね。どんな分野でも一番が気持ちいいのですね。

 

 

また、教育関係のコラムをもう一つ。物価が上がっても節約してはいけない3つの出費。それは、

  • 交際費、教育費、健康維持費

です。


特に、教育費は、

  • 将来、経済的に豊かになりたいなら削らない
  • 研究開発に積極的な会社ほど成長している
  • 年収の10%は教育費に充てる

とのこと。


専門家が書いたコラムは勉強になります。

 

 

 

つまり、この2つのコラムから分かることは、中学生が将来プロ野球選手になりたい場合

  • ワンランク下の学校で自信をつける
  • その学校で費用が掛かっても教育費は惜しまない

と言うことかも知れません。

 

 

倉俣徹

高崎中央ボーイズ監督

元中学硬式野球日本代表監督・コーチ(ボーイズ3回、フル代表1回)

元群馬県公立高校教諭

元巨人軍通訳、トレーニングコーチ

元ジャイアンツアカデミーヘッドコーチ、校長

元全米公認(NATA)アスレチックトレーナー

元大学非常勤講師(群馬大学、東京学芸大学、横浜国立大学、国士舘大学大学院、何れも教育学部または体育学部)

日本ソフトボール協会理事(普及担当)

小中高教員免許取得(中高は保健体育、英語)、TOEIC905点

教育学(運動学)修士(東京学芸大学大学院)

スポーツ科学(スポーツ医学)修士(米国スポーツアカデミー)