おはようございます。初夏を思わせる様な気温も今日まで。明日は雨、かつ、15度くらいまで下がる模様。体調管理が大変ですね。

 

また、今朝の上毛新聞には春季大会の結果が掲載されています。

 

 

今大会は、「控え選手の出場機会を増やそう」という試みで人数の多いチームはBチームも参加。高崎中央ボーイズAはお蔭様にて優勝。Bは伊勢崎ボーイズと対戦し惜しくも1回戦敗退となってしまいましたが、

  • 自分が主役体験
はどうだったでしょうか? 
 
「運動有能感」という言葉がありますが、これは
  • 「できる」という体験

こそが運動好き運動能力の向上、達成感などに繋がることを示しています。その意味でも、Bチームで出場した選手にも勝ち進んでもらいたかったですね。

 
 
さて、群馬県のボーイズリーグ出身者は大学で大活躍。昨日のネットニュースには、館林ボーイズ出身の篠木健太郎投手(木更津総合高校→法政大学2年)が早稲田大学相手に9回1失点で完投勝利を挙げています。しかも、
  • ドラフトに飛び級があったら今年でも1位
  • 今でも大学3本の指に入る逸材
  • 45年前の江川を思い出す
と大絶賛。
 
群馬県のボーイズリーグの後輩達には「僕たちもやればできる❗️」と凄い励みになります。
 

プロ野球スカウト「ドラフトに“飛び級”があったら、今年でも1位」45年前の江川卓を思い出す…法政大2年投手・篠木健太郎とは何者か?(Number Web) - Yahoo!ニュース

 

加えて、今朝のスポーツ報知には東都大学野球の結果が掲載。中央大学には

  • 皆川選手(1年、館林四中→前橋育英高出身)
  • 戸沢選手(2年、武蔵狭山ボーイズ→健大高崎高出身)
らが出場。中学生に元気を与えてくれています。
 
参考までに、中央大学2年捕手の山田選手(駿台学園中→二松学舎高出身)は小学生の時から3兄弟でジャイアンツアカデミーに在籍。個人的には山田選手の活躍から、
  • どういう選手が甲子園出場→名門大学でレギュラーになれるか?
が良く分かります。

 

 

 ところで、中学生にはぜひ野球を武器に将来を切り拓いてもらいたいのですが、甲子園出場と同様に憧れるのが、

  • 早慶で野球をやること

プロになっている選手も多いし、野球を継続しない場合でも一流企業に就職が可能・・・。かなり魅力的です。


昨日のコラムに、早稲田大学と慶応大学に入部した選手の名簿が掲載されていました。みんな、どんな高校から進学しているのでしょうか?

 

 

 

それぞれ新入部員は、

  • 早稲田大学:35名(附属18名、私立10名、公立7名)
  • 慶応大学:36名(附属13名、私立12名、公立11名)
となっており、早稲田は附属が約半数、公立は少なめ。慶応は附属、私立、公立がほぼ均等という感じ。
 
また、附属の早大本庄、早大学院、慶応藤沢などから「甲子園出場」はちょっと厳しく、公立も宇都宮、日立一、小田原、長野など偏差値60後半~70台の進学校が多く「甲子園出場」は困難・・・。

それでもモチベーションを維持して、大学野球の名門に入部している様子が分かります。
 

 

大学進学には、スポーツ推薦、指定校推薦、AO入試、一般受験など様々な手段がありますが、大切なのは

  • 大学でも野球をやりたい
  • その後は野球を武器に就職を勝ち取りたい
という気持ち。その気持ちを育むのが運動有能感や達成感だと思います。

余談ですが、一昨年巨人の2軍監督に就任した阿部慎之助さんが早稲田大学との練習試合に負けて罰走を貸したことが大問題に発展。
 
 
「これで次期監督の芽が無くなった」とまことしやかに言われてしまいましたが、早慶に進学する選手の経歴を見ても、大切なのは
  • やる気を引き出す指導
  • やる気を維持する方法
だとつくづく感じます。
 
 

倉俣徹

高崎中央ボーイでズ監督

元中学硬式野球日本代表監督・コーチ(ボーイズ3回、フル代表1回)

元群馬県公立高校教諭

元巨人軍通訳、トレーニングコーチ

元全米公認(NATA)アスレチックトレーナー

小中高教員免許取得(中高は保健体育、英語)、TOEIC905点

教育学(運動学)修士(東京学芸大学大学院)

スポーツ科学(スポーツ医学)修士(米国スポーツアカデミー)