おはようございます。昨日は東京でも雪やみぞれが降りましたが冷たい一日でした。


最近、〝公務員になりたい〟という選手が増えていますが、地震、雪などの自然災害で停電、火事、新幹線の脱線が続くと、電気、ガス、水道、道路、鉄道などライフラインの重要性が改めて分かります。

 

私が学生の頃は第一次、二次、三次産業と習いましたが、第一次、第二次産業が成り立つことが人間生活には大前提なのですね。

 

さて、野球はサービス業。第三次産業に属するので、正直に言うと

  • 有っても無くてもあまり困らないもの

別な見方をすると、無くてはならない付加価値を付けないと人気低迷⇒消滅という道を辿ります。

 

今朝のスポーツ報知には、3月26日から始まるボーイズリーグの春季全国大会に出場するチームが紹介されていますが、

  • 野球を通じて自分自身(子ども)の成長
を感じられることが人気を維持するキーになるのですね。

 

 

その意味では、人間的な成長と共に大切なのが、

  • 進路
如何に野球を武器にして魅力的な高校に進学できるかが、「硬式、軟式どちらにしようか?」、「どのチームに入部しようか?」の決め手になる様に思います。

 

 

 そこで、東北、千葉、山梨、長野代表として昨年の春又は夏の全国大会に出場した5チームの選手の進路を見ると、61名の内、

  • 公立10名(16.4%)vs私立51名(83.6%)

と圧倒的に私立に進学。また、私立の内、大学附属への進学は、

  • 東京六大学系の附属(慶応、明治、法政など)3人(5%)
  • 東都大学系の附属(國學院、日大、東農大など)11人(18%)
  • 首都大学、その他の附属(東海大、山梨学院など)7人(11.5%)

計21人 34.5%

 

となっています。


加えて、横浜、浦和学院、松商学園など甲子園常連校に進学した選手17人(27.9%)を合わせると、

  • 61名の内38人(62.3%)が野球を武器に大学の附属または甲子園常連校
に進学していることが分かります。
 
そこで、この62.3%という数字を高崎中央ボーイズの3年生と比較してみると、
  • 東京六大学系の附属(法政二)1名(4%)
  • 東都大学系の附属(農大二)5名(21%)
  • 甲子園常連校(前橋育英、健大高崎、桐生第一など)11名(45.8%)
  • 強豪私立(樹徳、、明和県央、常磐)4名(16.7%)
  • 公立(高経大附、高崎工、沼田)3名  (12.5%)

 となり、約71%が大学附属、または、甲子園常連校に進学


加えて、強豪私立と公立に進学する7名も日東駒専以上の大学進学が可能・・・。


その意味では、

  • 高崎中央ボーイズの選手達も他の強豪ボーイズと同じ傾向
  • 野球を武器に大学進学を狙っている

と言って良いのだと思います。

 

余談ですが、先週、先々週と土浦日大の先生が視察に来てくれたのですが、土浦日大の資料を見ると、

  • 偏差値49~71
  • 早慶上理ICUに53人
  • GMARCHに89人
  • 日本大学に280人進学
野球部からも明治、法政に2名ずつ進学(硬式野球部に入部)。

さらに、茨城県の仲間に聞いても、土浦日大は常総学院、明秀日立、霞ヶ浦などと共に常に4強入り。甲子園に出場するチャンスありとのこと。
 
甲子園に行けて、日大以上の大学への進学が可能・・・。視野を広げると関東にも良い高校が沢山あることに気づきます。

 

 

 

 

 

倉俣徹

高崎中央ボーイズ監督

元中学硬式野球日本代表監督・コーチ(ボーイズ3回、フル代表1回)

元群馬県公立高校教諭

元巨人軍通訳、トレーニングコーチ

元全米公認(NATA)アスレチックトレーナー

小中高教員免許取得(中高は保健体育、英語)、TOEIC905点

教育学(運動学)修士(東京学芸大学大学院)

スポーツ科学(スポーツ医学)修士(米国スポーツアカデミー)