おはようございます。週末は野球へのお付き合い、誠にありがとうございました。気温が20度近くにまで上昇。2月が最も寒いはずですが、春を思わせる天候。ただ、良いことばっかりと思えば、花粉症の人は大変。〝鼻水が止まらない〟方も多い?と思います。
さて、今朝のスポーツ報知には、選抜に出場する健大高崎高校が大きく紹介されています。
読むと、健大高崎のキャッチフレーズが「機動破壊」→「スペクタクルベースボール」に変わった理由が
・2017年の選抜で鍛治舎監督率いる秀岳館に2-9と一方的に敗退したことが大きかった
と紹介されています。
詳しく読むと、「盗塁は5つ数えたものの、本塁打1本、2塁打4本、合計15安打を浴び、まさに力でねじ伏せられた」とのこと。
以後、県岐阜商に移籍した鍛治舎監督から学び
・スイングスピードを数値化
・目標や目的意識を持たせる手法を取り入れるようになった
そうです。
高崎中央ボーイズ出身の野中選手は138キロでチーム5位(2020年12月26日)
また、昨日のコラムには
・強豪校・健大高崎のホームラン量産の秘密!5つの打撃練習メニューを公開!! - YouTube
が紹介されていました。バットスピードを打球スピードに変え、さらに、芯で捉える確率を高める練習法が取り入れられていることが分かります。
ただ、別の見方をすると、多くの強豪チームでも同じような練習はしているはず・・・。
では「何が違うのか?」と言うと、選手の平均体重からくる体の太さ。レギュラー平均77キロは東京六大学の大学生を上回る数値。
健大高崎高は強くて当たり前なのです。
ところで、先日は中学生に、簡単に言うと、身体は骨、水分、筋肉、体脂肪の4つで構成されている。仮に体重が100キロの選手の場合、骨量は約10キロ、水分量は約60キロで、この計約70%は変えられない。
また、筋肉量は25~30キロ、体脂肪量は10~15キロ。筋肉が増えれば体脂肪は減り、体脂肪が増えれば筋肉は減る・・・。
つまり、人間がコントロールできるのは、
・筋肉量と体脂肪率の2つしかない
と紹介しました。
参考までに、先日、千葉ロッテが獲得した遊撃手・エチェバリア選手の例で言うと、写真で見る限り、体脂肪率は12%程度。
と言うことは、体重91キロに対しての筋肉量は28%の約25.5キロ。仮に体重70キロの選手が同じ体脂肪率の場合の筋肉量は19.6キロ。つまり、この
・約6キロの筋量がパワー(エンジン)の差
となり、体の小さい選手は、
・野球を知っている
・リーダーシップがある
・技能がずば抜けている
・ケガをしたことがない
など、パワーの差を克服する何かが無いと生き残れないのです。
たまたま、昨日のスポーツニュースでは、全豪を制した大阪なおみ選手のトレーニングの様子が紹介されていましたが、ズバリ強化ポイントは「股関節」。ランジ、スクワットなどで股関節周辺の大殿筋、大腿四頭筋、内転筋群、外転筋群、ハムストリングなどを徹底強化。
「大阪なおみ選手のトレーニングは特別か?」と言うと、実は高崎中央ボーイズの選手がウォームアップ時のトレーニングや筋トレで実践しているものばかり。
その意味では、健大高崎高の「軌道破壊」→「スペクタクル」へのキャッチフレーズ変更理由の
・走るだけでは勝てない
・打撃強化が必要
は当たり前だと感じます。


