おはようございます。昨日は夜間練習への送迎、指導、誠にありがとうございました。おそらく今季一番の寒さに加え、北風がビュービュー・・・。高崎並榎中学のグランドは〝重い土〟を使用し、土埃が舞わないような仕組みになっていますがお構いなしでした。
また、緊急事態宣言が一都三県に発令された昨日、東京の感染者は2447人に・・・。受験を控えるご家庭に対して今朝の読売新聞には、
・手洗い、消毒、換気、栄養
の4つが大切と紹介しています。今週末から私立高校は入試・・・。何とか乗り切って欲しいですね。
さて、東京六大学や東都大学リーグで4年間野球を続けた選手の進路は公開されていますが、それ以外の選手の進路はどうなっているのでしょうか。昨日は小学校時代にジャイアンツアカデミーに所属していた大学4年生が2人就職の報告に来てくれました。2人は、
・東京城南ボーイズ→日大鶴ヶ丘高→東農大オホーツク(北海道6大学リーグ所属)では選手→学生コーチ
・桐蔭学園中→桐蔭学園高→学習院大学(東都大学リーグ3部所属)では選手→学生コーチ
という経歴。就職先はそれぞれ大学職員、大手生命保険会社とのことですが、内定は「複数の企業からもらえた」とのこと。倍率を聞くと「教えてくれなかったが受かったのが奇跡」でした。また、「何で大学職員、大手生保を選んだか?」聞くと、
・野球を生かせるから
・潰れない会社だから
さらに、「就職で野球は武器になったか?」聞くと、
・大いになった
・面接では指導もやって欲しいと言われた
・高校の時は甲子園に行ったがそれも役に立った
など、社会人野球やプロ野球に進まなくても
・4年間しっかり野球部に所属していることの大切さ
を感じました。また、社会人野球やプロ野球に進める選手の特徴を聞くと、
・いい意味で野球を楽しんでいる
・考えながら誰よりも自主練習している
とのことでした。
参考までに、企業は採用の際、膨大な数の履歴書を見なければならず、そこで注目するのが
・出身高校、出身大学
・高校や大学時代に取り組んだこと
の2つ。この基準をクリアした人が初めて面接で〝人となり(人格)〟を見てもらえるのです。
実際、東農大オホーツクと学習院大学野球部の部員数はそれぞれ100人と80人とのこと。確かに、大所帯の中で人間性や社会性は磨かれると感じます。
加えて、先日、日本野球機構(NPB)に就職したての職員との雑談では、「3人の採用に対して応募は2000人だったらしい」とのこと。そこでは、早稲田大学や慶応大学を卒業しているだけでなく、
・野球部に在籍していた(選手、マネジャー、学生コーチなど)ことがかなり重要
という印象でした。
新卒の採用は〝ポテンシャル採用〟と呼ばれ、実際の能力はまだ未知数。ただ、企業が期待するのは、
・ちゃんと勉強してきたか
・困難を乗り越えて何かを継続できているか
の2つ。これを中学生に当てはめると、「勉強と野球を両立できているか?」で、「レギュラーか補欠かは関係ない」ということになります。