おはようございます。昨日は筋トレへの送迎、誠にありがとうございました。東京ではすでに冬休みという学校も多いですが、群馬では12月25日に通知表が一般的でしょうか。中学3年生はこの時期志望校合格を目指してねじり鉢巻きで頑張っていますが、中学2年生と1年生も明日は我が身。

 

さて、先日、中日ドラゴンズ・三ッ間投手の結婚披露宴に招かれた際、健大高崎高の青栁監督との雑談では「健大もできるだけ早い時期に中学部を作りたい」と言っていました。また、「農大二高も中学部を作る」という噂も聞こえてきます。東京では私立の中高一貫校は当たり前ですが、群馬にもその波が押し寄せているということ。その狙いはズバリ、

 

・(生き残りをかけて)早めに優秀な生徒を確保したい

 

です。

 

実際、私立高校を国も援助。何と、2020年4月より年収590万円未満の場合

 

・授業料の無償化

 

が始まります。

 

 

 

この制度はスポーツの強化にとってはプラス。「高校が無償なら中学は少しお金をかけても良い環境で学ばせたい・・・」という考え方になるからです。

 

実際、桐生第一高校は中等部を作りサッカーの強化を始めた途端、中体連の県大会で優勝。この中学部出身の生徒が高等部に入る頃には前橋育英高を上回る可能性があります。また、野球でも茨城の霞ヶ浦高校は中学部に硬式野球チームを作り、早々春の全国大会出場を決めました。これが2~3年後の甲子園出場に大きな影響を及ぼします。つまり、

 

・高校の強化には優秀な中学生の確保が欠かせない

 

のです。

 

また、高校を選ぶ際、保護者にとっても強豪私立が

 

・家から近い(寮費がかからない)

・授業料や部費などが安い

・甲子園に出場できる

・スポーツや指定校推薦で大学に進学できる

 

場合、その魅力は計り知れません。しかも、私立高校は、「大学進学実績が高校の人気を左右する」ため先生も必死。始業前の授業、土日の補講、模試対策など、塾に通わなくて済むくらいのフォローの手厚さ。私立がここまで真剣になると、前橋高校や高崎高校等の進学校もうかうかしていられない時代に突入すると感じます。

 

余談ですが、先日の体験練習会では打球スピードも測定しました。

 

スピードガンによる打球測定の様子

 

T台の後ろにスピードガンを置くだけなのですが、バットスピードと打球スピードの両方が測れます。上手に打てた場合、バットスピードが100キロ、打球スピードは105キロなど

 

・打球スピードがバットスピードより少し速くなる

 

傾向があります。49名がチャレンジし平均は91.3キロ。中学時代は3年間で約30キロ速くなりますので、この選手達の中3時点の打球スピードは121キロ程度。

 

高崎中央ボーイズの選手が高校から注目されている理由の一つは、

 

・打球が速い

 

ですが、我々の目標は、

 

・中1で110キロ

・中2で120キロ

・中3で130キロ

 

で各学年とも多くの選手が目標を達成。加えて、

 

・逆方向に鋭い打球を打てる技術(コンパクトなスイング≒三振が少ない)

 

が評価されているのです。

 

参考までに、現中3の中1入団時の平均は101キロ、現中2の入団時の平均は102キロ、現中1の入団時の平均は101キロ。つまり、今回体験して頂いた小学6年生は入団までにもう少し打球スピード(バットスピード)をアップしておけば、中学3年間しっかり体を鍛え、野球を学ぶことにより、

 

・甲子園を狙えるような高校に進学できる、レギュラーになれる、大学にも進学できる

 

という事なのだと思います。