おはようございます。先週末は過去最大という台風19号が関東地方を直撃。群馬県でも各地で河川の氾濫による被害を受けましたが、鏑川沿いの高崎中央ボーイズホームグラウンドも〝あと1mで水没〟というところでした。


福島県で10月12日~14日に予定されていた東日本大会は中止。命が危険にさらされていたのですから仕方ありません。

 

さて、台風が直撃した12日、皆さんはどうしていたでしょうか。私は家でニュースに釘付けになりながら、浸水や暴風による被害を心配。一歩も外出せずにじっと・・・。とても野球どころではありませんでした。

 

何でこういう行動を取らざるを得なかったかと言うと、マズロー博士の

 

・人間は絶えず自己実現に向かって成長する

 

という「自己実現理論」で説明できるように思います。


 

 


つまり、台風が直撃している日は、

 

・停電がないか?

・家が壊れないか?

・河川が決壊しないか?

 

など、「生命の危険」や「安全・安心」に意識が集中。動物の様にじっと身を潜め、「危険が去るのを待つ=生きる」が最大の自己実現目的になりました。

 

また、不思議にも身の安全が確保されつつあることを感じ始めると、逆に普段はなかなか気づかない

 

・建築業≒人の安全・安心を守る職業

 

に対する感謝や尊敬の念を抱きました。


私ではすでに遅いのですが、生命の危機に直面するような体験を子どもの頃にすると、将来は

 

・一級建築士になろう!

 

・河川や道路を守る仕事に就こう!

 

という気持ちになるのかも知れません。

 

ただ、私達は、台風が過ぎた翌日には練習を再開でき、昨日は通常の練習試合が再開・・・。野球で道を切り開きたいのだと思います。


マズロー博士の「自己実現理論」を読むと、夢や目標を実現するには、結局、生命の安全→仲間との交流→他人からの承認→自立心の芽生え→自己実現というプロセスを経る中で、

 

・その思いがどれだけ強いか?

 

・どんな体験を積んでいるか?

 

が大切ということが分かります。


余談ですが、高崎高校から東京学芸大で野球を続け大学では化学を専攻した同僚は、小学生の頃「一本のロウソク」を読んでも、ノーベル化学賞を受賞した吉野博士の様な感銘を受けなかったとのこと。題材以上にその人の感性が大切ということ。野球も同じなのかも知れません。