おはようございます。週末は野球へのお付き合い、誠にありがとうございました。土曜日には、農大二高の先生にお見え頂き、中体連の3年生も数多く練習参加。また、卒業生で前橋育英高で頑張る高校生が中学生にアドバイスしてくれました。昨日は小学6年生が渋川、伊勢崎、高崎、藤岡などから総勢16名参加してくれました。

さらに、保護者会のお父さん方による草刈り、塩撒き、ストーブ増設などが行われました。この2日間は、小学生、中学生、高校生、大人が集う賑やかな日になりました。グラウンドに活気があることは素晴らしく、誠にありがとうございました。

ところで、高校生のアドバイスですが、その内容は、

・高校では勉強ができないと赤点を取り進級できないことがあるので、勉強もしっかりやっておいた方が良い

・高校では全員に平等にチャンスは与えられないので、練習を試合だと思って1球1球真剣にプレーすることが大切

・高校ではバットを振る力が大切、出来るだけバットスピードを上げておくように

などでした。

私はこの後、よみうりランド・ジャイアンツ球場での野球教室に向かいましたが、高校生との有意義な交流は出来たでしょうか。いずれにしても、現役の高校生が中学生にアドバイスしてくれるのは「出身チーム」のみ。その意味では、強豪校で活躍する選手の一言は貴重だと思います。

また、先輩たちのおかげで、3月から始まるオープン戦は、ボーイズ、シニア問わず、隣県・栃木、埼玉、長野、新潟や神奈川で全国大会に出場するトップチームばかり。冬季練習の成果を試す絶好の機会になりますが、中学生は「先輩たちの築いた実績のお陰で切磋琢磨できることに感謝する」とともに、「後輩たちに引き継げるような試合を展開することが大切」だと感じます。

さて、先輩達のアドバイスに関して私なりに思うことは、

・「勉強も頑張る」では、今日は2学期の終了式の学校がほとんど。昨日の終礼では、「評定3.0は当たり前、授業を真剣に受けるだけで4.0は可能」と発破をかけましたが、1年生で評定が4.0近くに大躍進した子がいました。

確かに、親にとっての楽しみは「通知表」。先週の金曜日、私の高3の次男は「神風が吹けば国立大学に合格できるかも?」、高1の三男は「サッカーで国体に出場しながら学年23位は評価、ただし、気を抜かない様に」というコメントをもらってきました。こうなると、親も「神風が吹くように」、「サッカーではケガの無いように」と応援したくなるもの。親のサポートは「子どもの頑張り次第」だと感じます。

・「普段の練習を試合だと思ってプレーする」では、私の作る練習メニューはユニーク。週末、中学生は8時間練習するのですが、①朝のトレーニング50分、②3000m走15分、③フォームの確認を兼ねたキャッチボール20分、④ボールの持ち替えを意識したクイックスロー10分、⑤ボール回しの基本確認、⑥ゴロ捕球の基本姿勢の確認20分、⑦投内連係40分、⑧走者2塁からの実戦練習60分、⑨打撃練習120分、⑩300mシャトル走20分など、すべての練習に「狙い」と「目標」を設定。先日、強豪校の監督さんから「スタメンのうち半分が高崎中央ボーイズ出身」とお褒めの言葉を頂きましたが、私に言わせれば、「高崎中央ボーイズ出身」と言うより、「すべての基準値をクリアしていればどんな強豪校でもレギュラーになれる」と感じています。

・最後は「バットスピードを上げる」です。ちなみに、バットスピード≒打球スピード。もし、ボールをしっかり打てれば、打球スピード>バットスピード。バットスピードが100キロなら打球スピードは105キロとのイメージになります。この打球スピードについては今季は特に意識して「ロングティー」を敢行。昨日も無風の絶好のコンディションの中、2時間近くかけて行いました。目標は1年生が70m以上。中学2&3年生が80m以上。この打球を打つには、

・打球スピード(バットスピード)がそれぞれ110キロ以上、120キロ以上
・放物線を描く技術
・バックスピンを掛ける技術

が要求され、さらに、「800gの金属バットを600gのノックバットの様な軽さに感じる」ために体重が、

・中1で50キロ以上
・中2で60キロ以上

ないと厳しいように感じます。その為には、

・食事の回数を増やす
・食事にかかる時間を増やす

などの工夫が大切。そんなことを考え合せると、高校でレギュラーを獲り、大学でも活躍できる選手とは、

・長所を伸ばすだけではなく、自分の短所(課題)にしっかり向き合える

のだと思います。