2年生の教科書の最初に載っている牟礼慶子さんの「見えないだけ」の授業を考えてみました。
意図
・文章に合う表現を自分で考えることで、詩に対する自分の考えを広げたり深めたりする。(読むこと オ)
やりかた
①「見えないだけ」を音読する
空の上には
もっと青い空が浮かんでいる
海の底には
もっと大きな海が眠っている
胸の奥で
言葉がはぐくんでいる優しい世界
次の垣根で
蕾をさしだしている美しい季節
少し遠くで
待ちかねている新しい友達
あんなに確かに在るものが
まだここからは見えないだけ
②表現技法を確認する
擬人法
・もっと大きな海が眠っている
・言葉がはぐくんでいる
・蕾をさしだしている美しい季節
体言止め
・優しい世界、美しい季節、新しい友達
対句
・空の上には・・・ 海の底には・・・
・胸の奥で・・・ 次の垣根で・・・ 少し遠くで・・・
③自分なりの「見えないだけ」を考える
空の上には
もっと青い空が浮かんでいる
( )には
( )
( )で
( )
( )で
( )
少し遠くで
待ちかねている新しい友達
あんなに確かに在るものが
まだここからは見えないだけ
( )に当てはまる言葉を考えてみる。
例えば
(夢の奥には)
(もっと偉大な夢が眠っている)
(自分も気づかないでで)
(自分に惚れている女の子)
とかかな。
「見えない」が何をなぜ見えないのかを自分なりに考えて表現してみる。
④出し合った意見を交流する。
考察
・自分で作ってみたけれど、意外と難しい。今は適当にやったからでたものの、生徒はもっと深く考えるから、何も出ないかもしれない。気楽にこたえられる環境づくりをすることが大切かも。
・先に「何が何故見えないのか」を考えるのもいいかもしれないが、そこに答えはないし、そこで時間を使うのももったいない気がする。
何か良い意見があったらコメントほしいです。