mikiteaです。
ご縁あって星組東京大劇場・新人公演を
劇場で観劇することができました✨
まずは、無事公演ができて本当に良かったですね!
新人公演は客席に関係者が多いことや、
東西各1回きりの公演とあって
客席の華やいだ高揚感が伝わってきます。
新人公演で客席からの熱い拍手を体で感じることは、
次への活力となり成長の場となるのだな・・・と、
親心に似た感覚になり胸が熱くなります。
お正月に本公演を観劇予定でしたが中止となったため、
新人公演が初見となりました。
ですが、完成度の高い舞台で集中して観ることができ、
儚く切なくも勇気をもらえる物語に涙涙でした。
◆天飛華音・ディミトリ(礼真琴)
既に本公演でも活躍されており安定感のあるお芝居は流石でした。
何より舞台に登場した瞬間から舞台がパッと華やかになるオーラがあり、
ロング丈の民族衣装の着こなしもカッコいい‼
幼い頃から人質として一人ジョージア王国で生き、
国王と共にモンゴルと戦う場面では、
キレのあるダンスと真っ直ぐな眼差しに
国を思う若き戦士としての力強さがありました。
心を寄せ合うルスダンへの眼差しや包容力のある落ち着いた演技も良く、
国を追われた後にルスダンと再会する場面では、
追われてもなおルスダンと家族、国を愛する思いが伝わり涙しました。
ルスダンひよりちゃんとの身長差にもキュンとしました。
終演後のご挨拶もとても素晴らしかったです。
新人公演を卒業される今強く感じる感謝の気持ちや
コロナ禍の今だからこそ感じる思いを素直な言葉で力強く話されていました。
かのんくん主演のお芝居がもっと観たくなりました!
◆藍羽ひより・ルスダン(舞空瞳)
なんと‼107期生、研2なんですね!
立派なヒロインでした。
ディミトリと出会った頃の少女時代は可愛く無邪気に、
次第に国の情勢に巻き込まれ悩みながらも女王として生きていく強さを
見事に表現されていました。
その傍らにはいつもディミトリの存在を意識しながら、
ディミトリへの信頼、愛、絶望など、
涙しながらのお芝居で心情がしっかり伝わりました。
まだまだ引出しの多そうな娘役さんなのでこれからも応援したいと思います。
◆大希颯・ジェラルディーン(瀬央ゆりあ)
堂々とした出で立ちと帝王らしいどっしりとした落ち着いた演技にビックリ!
とても良かったです‼
ディミトリの裏切りを知った時の場面では、
疑いながらもディミトリの覚悟を悟ったような表情で、
死にゆくディミトリを抱く温かな男らしい演技にぐっときました。
大人っぽい雰囲気の作品でスーツ姿が似合いそうですね!
◆稀惺かずと・アヴァク(暁千星)
入団当初から注目の生徒さんですね。
正統派美形の男役ですが今公演では髭がよく似合っていました。
最初緊張からか固さを感じましたが、
どんどんお芝居に集中していく様子がわかり、
ディミトリとルスダンに反発しながら、
裏で政治を動かしていく展開にドキドキしなが観ることができました。
物語の展開を担う役でもあると思いますが、
アヴァクの心情の変化もしっかり伝わりました。
その他、印象にのこった役は、
幕開きにインパクトを受けた物乞い役をされた鳳真斗愛さん。
お化粧も頑張って役を作り込んだのでしょうね。
登場した時からその不気味さから冷たい空気を感じるような印象を受けました。
ルスダンの兄、ジョージア王国ギオルギの碧音斗和さんは、
品があり優しさと強さを感じる国王を演じられました。
モンゴルとの会戦で中心で踊り戦う姿も国王らしい堂々とした美しさで、
妻パテシバ・瑠璃花夏さんとのデュエットも、
感情豊かに聞かせてくれました。
短い登場でしたが、ミヘイル・奏碧タケルさんは、
美しく魅力的な白人奴隷として印象に残りました。
お芝居、歌、ダンスともに新人公演ということを忘れてしまうような、
完成度の高い舞台で劇場で観劇をすることができ
本当に良かったです!