こんにちは、三毛猫さんぽです🐈

 

先日、東京宝塚劇場で公演中の

『ポーの一族』を観劇してきました。

 

宝塚劇場公演の千秋楽ライブ配信、

東京公演の新人公演ライブ配信は視聴していたものの、

実は、9月に予定していた劇場観劇を断念していました。

というのも、怪我の回復状況が思うように進まず、

泣く泣くチケットをリセールへ。

出品した瞬間といっていいほどの速さで成立!

私が出品した直後に公式サイトで確認してみたのですが、

販売状況は全日程×のまま。。。

リセールでチケットを入手される皆さま、

何か特別な技でもお持ちなのでしょうか。

 

そんなわけで、今回ようやく劇場で観劇ができる日を迎えました。

花組版の公演も観劇している作品ですが、

改めて脚本と楽曲の素晴らしさを実感しました。

幻想的で美しい世界観を、宝塚ならではの演出で舞台を創り上げていることはもちろん、作品全体を包み込む音楽の美しさに何度も心を揺さぶられました。

 

 永遠の美しさ 朝美エドガー

「極上の美~」劇中で歌うエドガー。

朝美絢さんがそのフレーズを歌うと、とても説得力があります。

整った美しさと、どこか近寄りがたい透明感。

ふとした瞬間に見せる少年らしさが共存しているエドガー。

あーさのエドガーは、その美しさだけではなく、

永遠の命を持つ者の孤独を感じさせるお芝居が印象的でした。

まさに「極上の美」という言葉にふさわしい存在で、

今も美しい切ないメロディーが頭の中に流れています。

 

そして、エドガーの妹メリーベルを演じる音彩唯さん。

舞台に現れた瞬間から、お人形のような愛らしさで目を引きます。

宝塚劇場公演の千秋楽ライブを視聴した際には、

幼い頃のメリーベルを一生懸命表現しようとするあまり、

少し力が入っているように感じた場面がありました。

けれど今回の東京公演では、より自然体のお芝居になっていたように感じます。

 

瀬央ゆりあさん演じるポーツネル男爵は、

物語全体を引き締める存在感が光っていました。

落ち着いた佇まいには安定感がり、

小桜ほのかさん演じるシーラとの並びも美しい。

 

今回、特に注目していたのは、

縣千さん演じるアラン・トワイライト。

アランは物語の中でも、とても繊細な感情の動きを見せる人物です。

自分ではどうすることもできない境遇に対しての反発心。

大人たちへの不信感や、どこか拗ねたような態度。

そして孤独と哀しみ。

そんなアランの複雑な心情を丁寧に表現していました。

そして、フィナーレでは役の雰囲気を壊さない絶妙な髪型で、

あがちんには少し珍しいサラサラヘアースタイルが新鮮で、

キレキレのダンスで魅了していました。

 

 さらなる成長をみせる 華世京

ジャン・クリフォード演じる華世京さんにも、

改めて目を奪われました。

最近さらにほっそりとされた印象で、

以前にも増して大人っぽい雰囲気が漂います。

落ち着いたお芝居には安定感、そして華やかさが感じられました。

歌、芝居ともに確かな実力を備えた存在ですが、

その姿を見るたびにふと思ってしまいます。

「えっ!まだ新公学年なんだ。。。」と。

それほどまでに本公演で担う役どころは重要で、

舞台の中でも確かな存在感を放っています。

 

そして今回、新人公演のエドガーの映像をみて、

改めてその成長ぶりに驚かされました。

単に本役をなぞるのではなく、自分自身の感性で役を深め、

自分らしいエドガーを創り上げていたように感じます。

新人公演とは思えない完成度でありながら、

まだ進化していくのだろうと期待させる伸びしろも感じられました。

 

 新人公演で印象に残った出演者たち

今回の新人公演は全体的に完成度が高く、

思わず目を奪われた出演者が数多くいました。

 

メリーベルを演じた澄花まいさんは、

今回大抜擢となる研2生。

初々しく愛らしい佇まいと、どこか不安げな表情でエドガーに寄り添う姿が新鮮で、

儚いメリーベル像を印象深く描いていました。

 

ポーツネル男爵を演じた霧乃あさとさんは、

滑舌のよさと聞き取りやすい台詞で、

落ち着いた丁寧なお芝居が印象的でした。

 

シーラを演じた白綺華さんは、

品のある佇まいと透き通った声と美しい歌声が耳に残りました。

 

そして、アランを演じた律希奏さん。

透明感のある美しい少年像を表現。

本役とは異なる魅力でアランを演じていました。

 

さらに、本公演ではジャン・クリフォードの婚約者

ジェインを演じている華純沙那さん。

新人公演では、美穂圭子さん演じる降霊術者ブラヴァツキーを演じました。

大人しく引っ込み思案な女性ジェインとはまったく異なる役柄ですが、

振り切った演技で作品にインパクトを与えていました。

 

また、ジャン・クリフォードを演じた苑利香輝さん。

最近ほっそりとされ、落ち着いた大人の雰囲気が増した印象で、

役によく似合っていました。

 

そして今回、個人的に特に印象に残ったのが、

バイク・ブラウンを演じた水月胡蝶さん。

整った顔立ちと華やかな雰囲気があり、

以前ショーのパレードで階段から降りてくる際に見せた、

特大のウィンクを観て以来、ずっと気になる存在です。

今回の新人公演では、聡明で爽やかな雰囲気に加え、

聞き取りやすい台詞と自然なお芝居で確かな存在感を発揮。

これからさらに活躍の場を広げていくのではないかと期待が高まります。

 

 極上のエトワール

そして、忘れてはならないのが、

この公演で退団される美穂圭子さん。

ラストを飾るエトワールは、まさに「極上のエトワール」

と呼ぶにふさわしいものでした。

劇場いっぱいに響き渡る歌声が、客席からの大きな拍手に包まれていました。

 

これからもどこかで、あの美しい歌声に触れる機会があることを願っています。