今年もあと1週間を切り、ケロデミー賞の季節になりました。

 

今年は劇場で29本の映画に出会いました。

少ないので本当に例年にも増してかなり主観的ですが、

今年もケロデミー賞、やります!

 

助演女優賞『ほつれる』の黒木華さんです。

安定感が抜群です。

落ち着いていながら重くなりそうなところに良い風を吹き込んでいる感じが

しました。

 

助演男優賞は「正欲」の磯村勇斗さんです。

 

ヤクザと家族』や『さかなのこ』にも出演され、

その作品に合わせた中での存在感が絶妙でした。

なんだか怖いくらいの存在感のある役者さんだと思いました。

 

磯村勇斗さんと助演男優賞を争った「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」で

謎の人物(?)ヒュー・グラントさんは助演俳優賞受賞です。

ウンパルンパは謎だらけなので女優でもなく男優でもなく“俳優”ということで

めでたく収まりました。

俳優賞は『さかなのこ』ののんさん以来2人目の受賞です。

ンパルンパのヒュー・グラントさんの受賞は欠かせないくらいのインパクトでした。

 

外国映画賞「小さき麦の花」 

中国の小さな町の物語。はじめは無理やり結婚させられた感じだった夫婦が

自然の中で寄り添いながら生活する姿が印象的でした。

 

音楽賞は「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」のウンパルンパの歌です。

頭から離れない中毒性のある歌でした。

ミニオンのバナナの歌に匹敵する名曲です。

 

主演女優賞は「アンダーカレント」の真木よう子さん。

水に沈むシーンが多かったですが、深い水のような瞳が

印象的でした。

 

主演男優賞は「銀河鉄道の父」の役所広司さん

『素晴らしき世界』でもケロデミー賞主演男優賞の役所広司さん。

宮沢賢治の父・政次郎を演じておられましたが、どの場面の政次郎も素晴らしく、

“役所広司祭り”でした。

役所広司祭りなのだけれども、リアルな政次郎であるところがもう

役所広司さんたる所以。

なんのことかわからなくなっていますが、やはりすごい役者さんです。

『PERFECT DAYS』でカンヌ国際映画祭の主演男優賞を受賞されて

いました。

政次郎と『PERFECT DAYS』の平山は真逆と言っていいくらい。

政次郎の役所広司さんを観たら世界中の人はさらに驚くのでは

ないかと思いました。

 

ケロデミー賞「オットーという男」

スウェーデンの映画『幸せなひとりぼっち』のリメイクです。

『幸せなひとりぼっち』は2016年のケロデミー賞作品です。

やはりストーリーがいいのと、トムハンクスの演技もさすがでした。

すべての人の人生の尊さをあらためて感じる映画だと思います。

お気に入りの映画が増えました。

 

来年もいい映画に巡り会いたいですケロ。

 

 

マルゲリータは安定の美味