仕事は今日が仕事納め。長い休暇に入ります。
特に何も予定がないのでたくさん本が読めそうです。

今回は3冊。
中島京子「均ちゃんの失踪」
イメージ 1
ふらりと出たまま帰らない均ちゃんの家に泥棒が入り、家の持ち主の元妻の高校美術教師(50代)と
均ちゃんと関係のある重役秘書(30代)と雑誌編集者(20代)が警察に呼ばれ鉢合わせする。
均ちゃん不在のまま3人は揃って温泉旅行に行くなどたまに交流を持ちつつも、
それぞれの生活をたくましく進んで行く。
落ち着くところに落ち着いたあとふらっと帰ってきた均ちゃん。
この後、彼は落ち着くのか、浮き草のような生活を繰り返すのか…
女性たちのたくましさが目立ちましたケロ。

奥田英朗「マドンナ」
イメージ 2
5つの短編集ですが、いずれも主人公は比較的大きな会社の比較的仕事のデキル中間管理職の男性。
部下となった女性社員にときめいたり、同じ年・フランス帰りの女性が上司になり戸惑ったり、
年老いた親が心配になってきたりと、働く中年男性の心のざわつき感がリアル。
「ガール」では働く女性がリアルに描かれていましたが、
奥田英朗さんの小説は、社会にはいろいろな人がいろいろな事を考え生活していることを
あらためて感じさせてくれるように思いますケロ。

吉田修一「横道世之介」
イメージ 3
大学進学とともに上京し一人暮らしを始めた世之介の1年間。
サンバサークルに入ったり、バイトをしたり、運転免許を取ったり、彼女ができたり…
自らの意志ではなく他人とのかかわりが“YES”の方向で、世之介の生活は変化していく。
流されているようでも自分の道を徐々に進んで行く世之介がいい…
過去のその時に世之介とかかわり影響を与えあった人たちも時が経つと意識の中から消えていく。
でもふと彼を思い出した人たちが幸せな気分になれる世之介。いいなぁ。
のんびりとして伸びやかでそして明るくいい小説だなぁと思いました。
通勤時に読んでいたら話に入りこんでしまい世之介の彼女の祥子(超お嬢様:映画では吉高由里子)が乗り移り、
会社で同僚相手に“わたくし…”と言ってしまいました…ケロケロ。

今年はこれで81冊。あと何冊読めるかなケロ。