前回記事から13日間ほったらかしですみません。この間、政治の世界では
国会の開会早々の解散と野党サイドの再編など大きく動いております。森友・加計問題を真摯に対応するとしながらもそれを逃れるためとしか思えない不誠実な与党サイドの動きが現在の安倍政権の終焉に繋がればいいのですが、一方の野党も現都知事率いる“希望の党”とやらと民進党が合流するという、これまた有権者をおちょくったような動きが出てきて、どのような結果になるのか予測できないですね。財界や“お友達”ばかりに便宜を図り、外遊の度に血税をばら撒くばかり、日本を戦争できる国(日本自体が戦争するわけでなくともアメリカの戦争に協力する体制に)とするための憲法改変を推進する安倍政権はウンザリですが、一方の希望の党やらも現都知事の過去の言動から思想的にはバリバリ自民党同様ですし、そこにホイホイと合流するという民進党も何やっているんだと思います。そもそも労働組合の支持を多く得ている民進党が自民党と大して変わらない希望の党に頭下げて合流とは情けない限りです。もっとも、希望の党サイドでは民進党からの議員をすべて受け入れるつもりはなく、安保・憲法観が一致できない議員は受入れ拒否としているようですし、芯のある民進党議員は希望の党には行かないことを表明しているそうなので、そういう議員が多いことを祈るばかりです。
さて、昨日より京王電鉄の営業用電車としては17年ぶり(16年ぶりという表現もありますが、
9000系は2000年入線の2001年営業運転開始です)となる新5000系が営業運転開始しました。
京王電鉄新5000系ｸﾊ5731の新宿行き特急 千歳烏山～仙川間にて2017年9月29日撮影
京王電鉄新5000系ｸﾊ5731の若葉台行き各停 京王永山駅にて2017年9月29日撮影
昨日は京王線・相模原線の特急、準特急と各停の朝だけの運用で、ネット上の情報を参考に2列車撮影しました。今まで試運転などでは何回か撮っていましたが、晴天では初めて撮りました。
で、実はワタクシ、営業運転開始前の某日に業界団体主催の試乗会で乗っています。
当日は京王電鉄相模原線若葉台駅に集合し、若葉台駅→京王線つつじヶ丘駅→高幡不動駅→動物園線多摩動物公園駅という行程でした。京王電鉄の運行システムには、回送列車や試運転列車独自の列車種別設定がないようで、この試乗会列車も途中京王稲田堤駅、調布駅、つつじヶ丘駅(折返し)、調布駅、東府中駅、府中駅、分倍河原駅、聖蹟桜ヶ丘駅、高幡不動駅(折返し)に停車しています。この停車駅でピンとくる方もいらっしゃるかと思いますが、急行として運転されていました。
通勤電車の車内でおなじみの中吊り広告はなく、LCD画面によるデジタルサイネージに取って代わられています。
車椅子・
ベビーカースペースには立客のための腰当てと暖房器が設置されています。
調布駅付近は2012年に地下化されているのですが、地下区間進入前に室内灯を電球色にしますと案内放送がありました。
電球色モードは座席指定列車でのみ使うとのことです。室内灯の色を容易に変えられるのもLED灯ならではですね。ちなみに車内放送のスピーカーは、通勤電車とは思えないクリアな音質です。
飛田給駅あたりで昼白色モードに戻りました。
試乗会列車はクロスシート状態だったのですが、一般営業では来年の春までお預け(笑)。
座席指定列車は夕ラッシュ時に設定されるとのことなので、明るい時間帯のこのような眺めもある意味貴重です。
中河原～聖蹟桜ヶ丘間の多摩川橋梁にて
試乗会は多摩動物公園駅で終了となりますが、そのあと座席回転実演や
撮影タイムがありました。
試乗会のお土産
新5000系は京王電鉄にとって今までにない気合を入れて開発した電車であるのは間違いないようです。現時点では年度内に10両編成5編成導入されるとのことですが、来年度以降も増備があるのかはまだ不明です。昨日乗車した方のTwitterなどでは、鉄道がそれほど好きでない方も“京王線じゃないみたい”とツイートしていたり、車内(千歳烏山駅から京王永山駅まで乗車しました)で耳にした会話でも反響の大きさを感じました。