前回記事の続きです。
熊本市電8500型8504B系統上熊本駅前行きで上熊本駅前電停(☝の撮影は辛島町電停)に到着し、ここで熊本電気鉄道菊池線にのりかえます。
やってきたのは熊本電気鉄道01形01-136の北熊本行きでした。
東京の方ならどこかで見たような・・・?と思われるでしょうが、そのものズバリな東京メトロ銀座線の01系です(笑)。菊池線上熊本駅~北熊本駅間は初電から終電まで同じ編成が行ったり来たり(車両故障などで取り換えが必要な場合は他編成に代わることもあります)の路線なので、とりあえずこれに終点の北熊本駅まで乗車します。
熊本電気鉄道01形01-136の運転台
デスク型前後操作2ハンドルなのは東京メトロ01系時代のまんまですが、熊本電気鉄道では不要となる機器の撤去と必要となる機器の新設が実施されています。見える範囲では、左側から熊本電気鉄道仕様の列車無線が新設、右手側のブレーキ設定器ハンドルの奥、東京メトロ時代の仕業表を置く部分に車内放送装置の操作スイッチ(バス用の流用)、非常脱出扉の部分にワンマン機器設定器(バス用の流用)などが設置されています。これらの機器設置によって非常脱出扉は固定されており、開閉できません。
運転台上部行先表示器の裏には、東京メトロ時代の編成表が残っています。左側の赤い文字がこの車両を示しています。01形は2両編成ですので、236,336,436,536は当然存在せず、東京メトロで廃車後解体処分となっています。そんな解体されてお星さまになってしまった車両たちの忘れ形見な部分ともいえます・・・なんて大層なものではなく、ただ単に撤去し忘れたかあえて残したかですかね?
北熊本駅に到着後、藤崎線の藤崎宮前行き(6000形モハ6118A)にのりかえ(画像なし)、黒髪町駅で下車し、藤崎宮前駅方向に歩いた併用軌道で撮り鉄開始。
・・・それでは撮影順に・・・
※車両についてはこちらの記事も参照していただければ幸いです。
熊本電気鉄道6000形モハ6111Aの御代志行き
正規の路線名では、上熊本駅~北熊本駅~御代志駅間が菊池線、藤崎宮前駅~北熊本駅間が藤崎線となるのですが、運転系統的には藤崎宮前駅~北熊本駅~御代志駅間が本線的に運行され、上熊本駅~北熊本駅間は支線的に扱われています。この角度からはわからないですがこのモハ6111Aの手前側の側面連結側窓下の外板は、本来はコルゲート板(波板)のはずなのですが、自動車と接触したのか平板に交換されています。
熊本電気鉄道6000形モハ6218Aの藤崎宮前行き
1972年製造の元都営地下鉄(東京都交通局)三田線6000形6218で、1999年に熊本電気鉄道入りしています。この編成は都営地下鉄時代に冷房化されています。
熊本電気鉄道6000形モハ6211Aの御代志行き
1972年製造の元都営地下鉄三田線6000形6211です。モハ6218Aと同じ編成を組む相方で、同様の経緯を辿っています。
熊本電気鉄道01形01-635の藤崎宮前行き
1992年製造の元東京メトロ銀座線01系01-635で、2016年に熊本電気鉄道入りしています。01形は上長年5100形が運用されてきた熊本駅~北熊本駅間で運用可能な車両として東京メトロから譲受された訳ですが、このように藤崎宮前駅~御代志間で運用されることもあります。
熊本電気鉄道01形01-135の御代志行き
01-135と同じ編成を組む相方で、同様の経緯を辿っています(車号は東京メトロ時代から変わっていません)。
熊本電気鉄道6000形モハ6112Aの藤崎宮前行き
家の軒先を大きな電車がゆらりゆらりと走り抜けて行きます。
ここで藤崎線藤崎宮前駅~菊池線御代志駅間で運用されていた3編成を撮りましたので移動します。
熊本電気鉄道6000形モハ61111Aの御代志行きに乗車します(次回以降に続きます)。